2017/03/25
約2年ぶりのオリジナルアルバム『LOVE BEBOP』を引っ提げ、【THE TOUR OF MISIA LOVE BEBOP all roads lead to you】を展開していたMISIAが、2月5日、横浜アリーナにてファイナル公演を行った。1999年にスタートした【THE TOUR OF MISIA】シリーズは、コンピューターを駆使したサウンドやライティング、大規模な演出と共に繰り広げられるエンターテインメント性溢れるステージが特徴だが、約4年ぶり12回目となる今回のツアーをもって、このシリーズはラストとなることが発表されていた。そんな特別な一夜の模様を3月26日、WOWOWが独占放送する。
アルバムの表題曲である「LOVE BEBOP」のイントロが鳴り響き、二匹の巨大キングコブラが出現。ステージを覆っていた紗幕が落ちると、舞台センターには、全身ゴールドの衣装に身を包んだMISIAの姿があった。「盛り上がって行くよ! 付いて来て!」とハイテンションでスタートを切ったステージは、続く「Butterfly Butterfly」から「CATCH THE RAINBOW」まで、「LOVE BEBOP」を含めた7曲を息つく間も無く一気に駆け抜けた。
中盤の「真夜中のHIDE-AND-SEEK」で魅せた各パートとの掛け合いや、アウトロのアドリブはライブの醍醐味の一つ。さらに、MISIAの弾き語りによる「It's just love」「流れ星」は必見だ。『LOVE BEBOP』は色々な愛の形があっていいというメッセージを詰め込んだ作品であり、「デビュー当初から同じメッセージを歌い続けてきたんだなと思った」と、MISIAは感慨深げに語った。
「白い季節」「オルフェンズの涙」とドラマティックなバラードナンバーを力強く熱唱した後、「Oh Lovely Day」などで再び場内を沸かせれば、アンコールではド派手なドラァグクィーンが華を添え、「逢いたくていま」「忘れない日々」「Everything」といった名曲たちをもアップテンポのビートに乗せてメドレーで歌い上げた。
「あなたにスマイル:)」ではMISIAとオーディエンス双方が、それぞれの思いを届けるように腕を精一杯伸ばしながらシンガロング。最高の笑顔が溢れた。そして、「皆さんがこれから出会う日々に、たくさんの幸せがありますように」とアコースティックギターに乗せ、最後に「花」が届けられた。
MISIAは「【THE TOUR OF MISIA】はこれで最後だけど、終わるというより始まるという感じがしています。来年のデビュー20周年に向けて、これからもたくさんいい曲を作って、大好きな音楽を思いっきりやっていきたいと思います!」と語り、何度も「ありがとうございました」と告げた。これから先も歌い続けていく彼女にとって欠かす事のできない一つの節目となった特別なステージを見逃さないでほしい。文・金多賀歩美
◎番組情報
WOWOWライブ『MISIA アリーナツアー【THE TOUR OF MISIA LOVE BEBOP all roads lead to you】』
3月26日(日)21:00
収録日:2017年2月5日
収録場所:神奈川 横浜アリーナ
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