2017/03/14
ポップスとオペラを融合した“ポップオペラ”を提唱するヴォーカリスト、藤澤ノリマサが、2017年3月5日、34歳の誕生日を祝った【Fujisawa Norimasa Birthday Live 2017】をビルボードライブ東京で開催した。
この日は昼・夜と2回公演が行われ、3月8日で34歳の誕生日を迎える藤澤ノリマサを祝おうと、両公演ともに沢山のファンが駆け付けた。本レポートでは夜公演の模様をお届けする。この日は両公演ともベースの池田達也が前説を務めた。「クラブならではの雰囲気を生々しいサウンドで楽しんでください(笑)!」と声を上げると黒のスーツにピンクのネクタイでビシッと決めた藤澤が登場。「一輪の花束」でショーをスタートさせると、客席からは自然と手拍子が起こった。終盤、藤澤は軽いガッツポーズを見せ、出だしから好感触を得たようだ。
前半は「ルビーの指環」や「夏の終わりのハーモニー」、「オリビアを聴きながら」など、大人っぽくしっとりと聴かせる演目で観客を惹きつけた。バイオリンの弦一徹、ギターの古川望、ベースの池田達也、ドラムの竹本一匹らバンドとの息もぴったりだ。しかし、続く「君は薔薇より美しい」では、先程とは打って変わってポップ調のリズムに合わせて体を刻みながら歌う藤澤の姿に、観客も自然と笑顔に。最後のロングトーンには、藤澤の見事な力量がはっきりと表れる。その力強さと声の伸びに感服した。
バンドが一旦ステージから降り、ピアノに腰かける藤澤は「楽しんでますか?」と軽くトーク。前日に放送された、『MUSIC FAIR』のディズニー音楽特集に出演した藤澤は「いつかディズニー作品で歌えたらと思います。今日はここでDisney Favorite Songをメドレーでお届けします」と「Let It Go ~ありのままで~」や、「美女と野獣」、「星に願いを」の英語バージョンを弾き語りで披露。ここでも力強い歌声が会場に響き渡った。再びバンドメンバーを呼びこんだ藤澤は「Quizas, Quizas, Quizas」や「To Love You More」、「ダッタン人の踊り」で熱気を取り戻すと、勢いそのままに「Brand New Day」で本編を締めくくった。
アンコールを待ち望むファンの期待に添えるように再び登場した藤澤は「生まれて初めてビルボードライブに立てて嬉しい。ここに立てるのは皆さんのおかげです。来年はデビュー10周年、早いものですね。新しいことにチャレンジしたいです」と意気込みを語った。このままアンコールに差し掛かろうとした瞬間、「ハッピーバースデー」の曲がかかると、大きなバースデーケーキが登場。これには本人も驚きで、「アドリブは苦手で…。本当にありがとうございます!」と喜びを隠し切れない様子だ。ファンが見守る中、感極まったか、時折声を詰まらせる藤澤は「来年は大きなことをやりたいなと思います。皆さん、本当にありがとうございます」と短いながら感謝の言葉を述べた。最後は「希望の歌~交響曲第九番~」で締め、バースデーライブは終了。隅の隅まで手を振りながらステージを後にする藤澤の姿にファンも声援を送り返した。歌手活動10周年を迎える藤澤の今後の活躍に期待したい。
PHOTO:Hirofumi Miyata
◎【Fujisawa Norimasa Birthday Live 2017】公演情報
2017年3月5日(日)※終了
ビルボードライブ東京
1st Stage 開場15:30/開演16:30
2nd Stage 開場18:30/開演19:30
◎【Fujisawa Norimasa Birthday Live 2017】セットリスト
1. 一輪の花束
2. 君がくれた大切なもの
3. ルビーの指環
4. 夏の終わりのハーモニー
5. オリビアを聴きながら
6. 君は薔薇より美しい
7. ディズニーメドレー(弾き語り)
8. Quizas, Quizas, Quizas
9. We’re All Alone
10. To Love You More
11. ダッタン人の踊り
12. Brand New Day
<アンコール>
E1. 希望の歌~交響曲第九番~
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