2017/03/06
現地時間3月4日にウェンブリー・アリーナにて【X JAPAN LIVE 2017 at the WEMBLEY Arena in LONDON】が開催された。
2016年3月に予定されていた本公演の延期から、1年の時を経て遂にこの日“英国ロックの殿堂”のステージに立ったX JAPAN。今回、ライブの前にドキュメンタリー映画『WE ARE X』特別バージョンの放映が組み込まれるという前代未聞のスタイルで行われ、ライブは「RUSTY NAIL」に始まり、「HERO」「JADE」「Born To Be Free」「X」「ENDLESS RAIN」などグループの代表曲に加え、Queenの「Bohemian Rhapsody」やDavid Bowieの「Space Oddity」など、YOSHIKIがイギリスならではの曲をサプライズでピアノ演奏。更に、この日公開録音したファンの歌声で、完成形を迎える事になるという新曲「KISS THE SKY」や、音源化されてない「Beneath The Skin」などの特別な楽曲、そして映画『WE ARE X』のテーマソングである「La Venus」など、客席を埋め尽くした1万人の観客を前に全23曲を披露。1年の間このステージを待ちわびていたファンたちの熱気はものすごく、会場は終始熱い盛り上がりを見せていた。
このステージに立つまでの道のりは決して平坦ではなかった。1年前に突如見舞われたPATAの急病により、一時はグループとしてこの先の活動が危ぶまれた時期もあったが、そこからの復活劇。X JAPANはより強くなり満を持してこのステージに立ったのだ。こうして、2014年の米マディソン・スクエア・ガーデン公演、YOSHIKI単独での米カーネギーホール公演、そして今回の英ウェンブリー・アリーナ公演を成功させた事で、彼らは3大殿堂制覇という記念すべき快挙を成し遂げた。
3月2日のイギリス公開に続き、3月3日に映画『WE ARE X』は日本でも公開初日を迎え、この日を心待ちにしていたファンが日本各地の劇場に押し寄せた。SNS上にはさっそく映画を観たファンからのコメントが殺到。「前進する為の大きなパワーをこの映画から貰った。」「明日死んでもおかしくないと思っていた自分に、生きようとする気力が生まれている。」などと、衝撃的な言葉で綴られている感想も多く見られた。また、あまり彼らの事を知らずにこの映画を見た、“ファン以外”の観客たちのコメントも。「メンバーの名前も知らないまま映画を観たが、彼らについてもっと知りたくなってしまった。」「X JAPANの曲は聴いた事がなかったけど今日がそのきっかけになった。」など、X JAPANのファンではなかった人たちからもコメントが寄せられているのだ。
X JAPANの歩んできた歴史、そしてYOSHIKIという人間が生きてきた道そのものが「人生の物語」として、ファンじゃなくとも心に響くものがあるという事なのだろう。「見るたびに毎回新しい発見がある作品」と彼ら自身語っていたが、なんと初日からもうすでにリピーターが続出しているという本作。世界各国での熱狂が本格的に日本にも飛び火したようだ。昨年秋の北米を皮切りに、現在香港、英国、日本で公開されている『WE ARE X』。今後タイ、台湾、韓国、更にヨーロッパ各国でも公開を予定している。
◎公開情報
『WE ARE X』
2017年3月3日(金)全国ロードショー
監督:スティーヴン・キジャック
上映時間:96分/アメリカ映画
(C)2016 PASSION PICTURES LTD.
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