2017/03/02
クリープハイプが、4月29日に公開される菅田将暉主演映画『帝一の國』の主題歌「イト」を書き下ろしたことが分かった。
本作は、生徒会長選挙に命をかける学園政権闘争コメディー。菅田が“生徒会長選挙に命をかける男”主人公赤場帝一を演じ、他キャストも野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大ら人気イケメン俳優が集結した。
クリープハイプが映画主題歌を担当するのは2015年5月公開真木よう子主演『脳内ポイズンベリー』以来約2年ぶりとなる。今回は、永井監督をはじめとする映画スタッフ陣から「映画のテーマ、世界観にはまるバンドはこのバンドしかいない!」と熱いオファーがあり実現となった。この書き下ろし楽曲「イト」は、ライバルを蹴落として勝ち残ろうともがく若きキャスト達の人生模様を、操り人形に例えての“糸”と生き抜く戦略の“意図”とを掛けた作品。アレンジにもホーンセクションを導入し、さらに転調を効果的に織り混ぜるなど、“ポップと狂気が交錯するキラーチューン”に仕上がっている。楽曲はシングルとして4月26日にリリース。楽曲についてクリープハイプ岡崎、菅田将暉、永井聡監督よりコメントも到着した。
◎尾崎世界観(クリープハイプ) コメント全文
「ミュージシャンはどうせ言っても聞かないでしょ」と笑ってくれた永井監督に、初対面の打ち合わせで心を掴まれました。音楽を信頼して、音楽に任せてくれる姿勢に感動して、それに応えたいと思い、本編終了後のエンドロールにしっかり自分達の居場所があるという喜びを感じて作りました。原作、脚本、制作チーム、役者の方々、どれを取っても得体の知れない勢いを感じます。そこに引っ張られて、「この曲で届かないなら仕方がない」と思える程の曲が出来ました。
きっと同じように、この映画に関わった皆さんも「この映画で届かないなら仕方がない」と思う程の作品になっていると信じています。
◎菅田将暉 コメント全文
僕らが溢れる生命力を使って演じた『帝一の國』は間違ってなかった。
勢いのあるメロディと包み込んでくれる歌詞と尾崎世界観さんの温かくも鋭い声に背中を押された気がしました。
まさに帝一達は、いつの日か運命と呼べるその日まで壊していたな、と。
ちょっと泣きそうになりました。
◎永井聡監督 コメント全文
尾崎世界観さんに初めてお会いした時、驚いたのは、彼は細かく脚本を読み込んでいて「ここのシーンはどういうイメージになるのか?」など質問をたくさんして撮影前の映画の世界を一生懸命頭に描こうとしていた。個人的な意見だが、クリープの曲は良い意味でヴィジュアルが浮かばない。サウンドと歌詞が脳に直接刺さってくる、まるで映画『独裁者』の演説を聴いているようだ。なので、彼が映画のヴィジュアルをものすごく気にして映画と真摯にコラボしようと歩み寄ってくれたのは本当に意外で嬉しかったです。
現実、映画と主題歌がバラバラの作品もよく有るので。
「イト」は正に僕らが求めていた映画の読後感を表現しており、ラストシークエンスに相応しい作品だと思う。クリープには珍しい程のポップさを持ちながら、狂気も感じる。これって、古屋兎丸先生の作品そのものじゃないかなと感動しました。
◎公開情報
『帝一の國』
2017年4月29日(土・祝)全国東宝系ロードショー
出演:菅田将暉、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大、永野芽郁、吉田鋼太郎
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