Billboard JAPAN


NEWS

2017/02/22

The 1975、チャリティーのためにシャーデーの「バイ・ユア・サイド」をカヴァー

 2017年2月21日(現地時間)にThe 1975のフロントマン、マット・ヒーリーがBBC Radio 1に登場し、シャーデーの「バイ・ユア・サイド」のカヴァーを初公開した。

 このカヴァーは、戦争で被害を受けた子供に援助と保護を提供するUKのチャリティー団体、“War Child”(ウォー・チャイルド)を支援する目的で制作された。

 「私があなたのそばを離れると思っているの?/私のことをもっとよく知っているはずよ/あなたが膝から崩れ落ちている時、私がそのまま去ると思っているの?/そんなことはしない」と優しく始まるこの曲のオリジナル・ヴァージョンは、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”ヒットだった。カヴァーのエフェクトがかかったヒーリーのボーカルは歌詞の持つ温かみを引き立て、スローなテンポは原曲の80年代R&Bテイストを踏襲しつつエレクトロなアレンジで現代風にアップデートしている。

 「僕はこの曲をとても現代的だと感じながら聴いていた。“すごいな、今聴いてもとても先進的な考え方だな”って思ったんだ。だからジョージ(・ダニエル)と僕は我慢できなかった。ウォー・チャイルドの仕事をするって決まった時、この曲が持つ感情が全く別の意味になって、なんだかぴったりな感じがしたんだ」とヒーリーは説明した。
 
 2016年に『君が寝てる姿が好きなんだ。なぜなら君はとても美しいのにそれに全く気がついていないから。』をリリースしたThe 1975だが、次のアルバムにはこの曲のようなテイストが含まれるのかと聞かれたヒーリーは、「音響的にはそうだね。僕たちは何をする時も常に自分の作品も参考にしているんだ。2枚アルバムを出してるし、この曲もそうだけど、自分の作品が次の作品を誘発するんだ」と答えた。


◎「バイ・ユア・サイド」プレビュー
https://youtu.be/ErnKgdzfRSQ

The 1975 その他の画像・最新情報へ

関連商品

ACCESS RANKING

アクセスランキング

  1. 1

    <ライブレポート>ano「次に会う時まで必ず生きて」――ツアー追加公演完走、音楽でたどり着いた“絶対聖域”

  2. 2

    <インタビュー>米津玄師 新曲「Azalea」で向き合った、恋愛における“距離”――「愛情」の源にある“剥き身の生”とは

  3. 3

    【先ヨミ】timelesz『because』24.9万枚で現在シングル1位独走中

  4. 4

    【ビルボード】ロゼ & ブルーノ・マーズ「APT.」総合首位、洋楽としては約11年半ぶりの快挙

  5. 5

    ロゼ&ブルーノ・マーズ、11/22大阪開催【MAMA】で「APT.」世界初披露へ

HOT IMAGES

注目の画像