2017/02/04 12:00
先週発売週で一気に8位まで上昇したグリーンボーイズの「声」が、今週は4位までランクアップ。新曲ラッシュで不動だった星野源さえも3位に転落した激動の週にもかかわらず、順位を伸ばすのは並大抵のことではない。この動きからは、またまた大ヒットの予感がする。
グリーンボーイズはご存知の通り、GReeeeNをモデルにした映画『キセキ -あの日のソビト-』から生まれたユニットだ。今週4位にランクインした「声」はデビュー・シングル「グリーンボーイズ」のリードトラック(【表1】)。実際に映画に出演した菅田将暉、横浜流星、成田凌、杉野遥亮の4人がメンバーということだけでも話題だが、GReeeeN公認ということもあって昨年の秋頃から話題が沸騰。映画公開タイミングのリリースで一気に人気が爆発した。
これにともない、GReeeeNが2008年に発表した代表作「キセキ」も16位にまで上昇している(【表2】)。この曲は急浮上したのかというと、実はよく見てみるとそうでもない。映画の制作発表あたりからツイッターを中心にチャートが活性化(水色のグラフ)。これは、常に話題が多いということの表れでもある。そして面白いのが、ここ数週は急激に動画再生数が伸びていること(赤のグラフ)。普段姿を見せないGReeeeNが、映画およびグリーンボーイズという強力なツールが得たことによって、新たな動画への導線ができたということだろう。いずれにせよ、本人稼働せずともここまで話題提供できるのことはなかなかない。GReeeeNの強さをあらためて感じさせられるチャートアクションだ。text by 栗本斉
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