2017/01/30
魔法少女になり隊が、1月29日 渋谷O-WESTにて【ワンマンツアー2017~メロディア王国にさよならバイバイ ワタシはみんなと旅に出る~】ファイナル公演を開催。そのライブで、今春に新曲をリリースすることも発表した。
ボーカル・火寺バジルが魔女にかけられた呪いを解く為に、歌という魔法を使って冒険しているラウドでポップでファンタジーなRPG系バンド“魔法少女になり隊”。1月18日にリリースした『革命のマスク』が、全国FM局でパワープレイを獲得するなど、着実にその知名度が上がってきている彼女たちが、東名阪をまわるツアーを開催。早々にチケットがSOLD OUTとなった本ツアーファイナル公演は、まさに彼女たちの“イマ”を提示する、狂騒のパフォーマンスとなった。
魔法少女になり隊らしい、冗談とも、本気ともとれる超有名ゲームのサウンドトラックがSEとして流れる中、メンバーがステージに現れると、観客達はのっけから割れんばかりの歓声でこのライブのスタートを祝福する。ライブ一曲目、メジャーデビュー曲「KI-RA-RI」は、冒険がはじまった瞬間の高揚をキャッチーなシンセメロにのり吐き出され、まさに冒頭を飾るにふさわしい一曲となった。ノンジャンルでいて、且つ、“魔法少女になり隊”特有の楽曲が続けざまに繰り出され、「Believe」「ハレ晴れユカイ」「おジャ魔女カーニバル!!」とアレンジカバー3連続の構成に会場のボルテージは否応なく上がり続ける。gariの「まだまだいけますかー!?」きっかけで「RE-BI-TE-TO」のイントロが流れるとユーロビートの軽快なリズムに呼応するように、会場の熱気は最高潮に達した。
魔女の呪いで喋ることができないボーカル・火寺バジルだが、この日は筆談でのMC進行を自ら志願。「私はしゃべれないけど、いつもありがとうの気持ちを込めて歌っているよ」と歌への想いを話し、贈られたのは彼女たちの最新リリース楽曲「革命のマスク」だった。「私は革命起こすの、言葉を失くしても」と、バジルの物語と寄り添うように歌われるこの曲が、彼女のエモーショナルな一面で観客をロックする。続けて演奏された新曲(未音源化)は、幻想的なVJと共に届けられるバジルのやさしい歌声が、バンドのジャンルの奥深さを感じさせ、後半戦の幕開けを彩っていた。そして更にもう一曲、新曲(未音源化)が披露されたのであった。
本編ラストを飾ったのはバンド初期の代表曲「BA・BA・BAばけ~しょん」。後方までパンパンに詰まったフロアは、この瞬間が過ぎることを拒むように、この日一番の盛り上がりをみせる。ゆえに、メンバーがステージを後にしても観客の熱量は下がらず、大歓声のアンコールが巻き起こるのだ。「アンコールがあったおかげでようやく言えるよ」gariの言葉のあと、今春にニューシングルをリリースすることを発表。これには会場が大きな拍手に包まれた。そして「冒険の書1」で、この狂騒を名残惜しむかのようにフロアは踊り狂い、ライブは幕を閉じた。
公演後の汗だくとなったフロアは、まさにこのライブ、ツアー全体の成功を証明したといえる。2017年、ますます魔法少女になり隊から目が離せない。
◎ライブ・セットリスト
【ワンマンツアー2017~メロディア王国にさよならバイバイ ワタシはみんなと旅に出る~】
2017年1月29日(日)渋谷O-WEST
01.KI-RA-RI
02.火遁の術
03.☆☆☆☆クエスト
04.狂騒曲ザラキ
05.Believe
06.ハレ晴れユカイ
07.おジャ魔女カーニバル!!
08.RE-BI-TE-TO
09.革命のマスク
10.新曲(未音源化)
11.新曲(未音源化)
12.テッペン伝説
13.MEGA DASH
14.BA・BA・BAばけ~しょん
En1.冒険の書1
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像