2017/01/11 09:00
ザ・ウィークエンドの『スターボーイ』が、返り咲きのNo.1獲得を果たした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
2016年12月17日付アルバム・チャートで首位デビューを果たし、登場6週目にして再びNo.1に返り咲いた、ザ・ウィークエンドの『スターボーイ』。今週のソング・チャートでは、本作からの先行シングル「スターボーイ」が4位、「アイ・フィール・イット・カミング」が25位にランクインしていて、アルバム・トラックのストリーミング回数も好調。
しかし、『スターボーイ』の週間セールスは7万枚程度で、今週は年末の集計期間だったこともあり、全体的にセールスがダウンしている。また、年末はアルバムのリリースがなくなるため、今週は初登場作品がほぼ無く、セールで安売りされたアルバムが順位を伸ばしたり、リエントリーを果たしている。
先週の6位から2位に上昇したのは、ディズニー最新映画『モアナと伝説の海』のサウンドトラック盤。1月8日に開催された【第74回ゴールデン・グローブ賞】の<アニメ映画賞>、<主題歌賞>の2部門にノミネートされていて、次週はさらにセールスを伸ばし、首位獲得が期待できるかもしれない。
【ゴールデン・グローブ賞】で、最多7部門にノミネートされた『ラ・ラ・ランド』のサントラ盤は、先週の52位から15位へジャンプアップし、次週は間違いなくTOP10入りするだろう。その他にも、映画『SING/シング』のサウンドトラック盤が21位から8位へ、『スーサイド・スクワッド』が9位に、『トロールズ』のサントラ盤は14位から10位へランクアップするなど、【ゴールデン・グローブ賞】にノミネートされた作品が、続々と売上を伸ばしている。
【ゴールデン・グローブ賞】が終わると、次は2月13日に【第59回グラミー賞】、2月26日には【第89回アカデミー賞】が開催され、これらのノミネート・受賞作品がランクアップすることが予想される。【グラミー賞】では、最多9部門にノミネートされているビヨンセの『レモネード』(今週34位)や、5部門にノミネートされ、主要部門を総ナメにするのではないかと囁かれている、アデルの『25』(今週20位)が、再び上位にランクインすることは間違いないだろう。
Text:本家一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、11日22時以降予定となります。
◎【Billboard 200】トップ10
1位『スターボーイ』ザ・ウィークエンド
2位『モアナと伝説の海』サウンドトラック
3位『24K・カラット』ブルーノ・マーズ
4位『ヴューズ』ドレイク
5位『4・ユア・アイズ・オンリー』J.コール
6位『ハミルトン』サウンドトラック
7位『ブラーリーフェイス』トゥエンティ・ワン・パイロッツ
8位『SING/シング』サウンドトラック
9位『スーサイド・スクワッド』サウンドトラック
10位『トロールズ』サウンドトラック
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