2012/04/13
衝撃の激白でネットを中心に話題を呼んでいたKREVAの全国ツアー【KREVA CONCERT TOUR 2011-2012「GO」】最終公演が、4月12日に国際フォーラムAで開催された。
事件は最終公演の開催1週間前に起きた。4月3日午前7時すぎにKREVAは自身のTwitterに「これはまずいことになった。」と投稿し、本公演のチケットが全然売れていないと激白したのだ。
ミュージシャンから発せられた生々しい言葉に、ネットでは賛否両論、様々な意見が上がったが、一方で同業者からは激励の言葉が数多く届けられ、その後は各配信サイトのニュース記事にも。その興味は、どれだけの動員を記録するのかという点にも向けられることになった。
なお、今回の最終公演は同会場にて2日連続で開催されたが、KICK THE CAN CREW時代からの盟友 LITTLEとMCUがゲスト出演した初日は、1階アリーナ席が満席になったという。明けて2日目。開演5分前に2階席から見渡す限りでは、1階が満席なのは当然として、2階席も6~7割は埋まっていた。
当初からツアー最終日となる2日目の方がチケットは売れていたと想像できるが、それでも十分に成功として過言でないだけの動員を集めた結果だ。
それだけでも驚きだが、真のサプライズはステージ本番にあった。最新作『GO』収録曲はもちろん、ヒット曲やライブ必殺チューンを、殆どMCを挟まず次々に繋いでいくストイックなライブスタイルで、本編だけで計25曲も披露したのだ。
中でも圧巻は、グランドピアノにサンプラー(簡易録音機)を設置し、録音されたピアノの音色が事前に割り当てられたパッドを押しながら歌う、“押し語り”なる新スタイルが採用された『音色』『EGAO』だろう。
さらに、この日はSONOMIやゲスト 三浦大知を迎えてのアクト。そしてアンコールではリリース前の新曲を早くも披露する一幕もと、卓抜のスキルを基盤に、ド派手な演出から観衆を魅了するラブバラードまで。ヒップホップである理由と、サンプリングミュージックの強みを痛感させる最高峰のエンターテイメントを展開したのだ。
アンコール時、KREVAは昨日の公演中に決めたこととして、いつか今回のツアー会場をもう一度巡り、国際フォーラムを満員にすると約束。そのためにもさらなるヒット作を誕生させること、そして紅白歌合戦に出場することを目標にすると宣言した。
こうしてヒップホップミュージシャンとしてはNo.1の人気を誇ることを改めて証明して見せたKREVAだが、その目はすでにずっと先を見据えている。6月20日には2012年第1弾シングルとして、この日アンコール時に披露した『OH YEAH』のリリースも決定しているので、まずはこちらを楽しみにしよう。
◎シングル『OH YEAH』
2012.06.20 RELEASE
[初回盤(CD+DVD) ]
PCCA-03609 1800円(tax in.)
[通常盤(CD)]
PCCA-03610 1200円(tax in.)
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