2017/01/04
2006年4月に解散した伝説のヴィジュアル系ロックバンドPIERROTと、人気ロックバンドのDIR EN GREYによるプロジェクト「ANDROGYNOS」が始動する。
ヴォーカルのキリトを中心にアイジ、潤、KOHTA、TAKEOの5人から成るPIERROTは、1995年に活動を開始。メジャーデビューは1998年だが、その翌年には、当時としてはデビュー最短で日本武道館公演を行い話題になった。また、米ロックバンドのマリリン・マンソンやメガデス、ミスフィッツなどとの異色コラボレーションや、アリーナ級の会場でのライブなどでファンを増やしていったが、2006年4月2日の東京・日比谷野音でのライブを最後に突如、解散を発表。その後はコンサートはもちろん、釈明もしないままファンの前から姿を消していたため、ロック業界では「現在のロックシーンを牽引する数多くのバンドにも影響を与えてきた存在だった」と悔やむ声が多かった。
DIR EN GREYは、今年で結成20年目。「世の中の矛盾や人のエゴから発生するあらゆる痛みを世に伝える」ことをコンセプトに結成した京、薫、Die、Toshiya、Shinyaの5人組で、2006年以降は、活動の範囲を世界に広げ、アジアはもちろん全米やヨーロッパなどでも活動を展開。英国の老舗ロック誌「Kerrang!」では表紙にヴォーカルの京が日本人アーティストとして初めて登場し大きな話題を呼んだ。また、米ビルボード誌では「異色の日本人ロックグループ」として異例の大特集もされている。
ヴィジュアル系バンドに詳しい音楽関係者によると「PIERROTとDIR EN GREYは、かつてはライバル関係にあるバンドで人気を二分していた」とした上で「ヴィジュアル系の世界では、PIERROTとDIR EN GREYが組むなんで想像出来なかった。そういった意味では、どんな形のプロジェクトになるのか大いに気になる。両者とも海外での評価が高いので内容によっては、日本以上に欧米や欧州などから注目が集まるのではないか」と言う。
プロジェクトの詳細は明らかにされていないが、オフィシャルサイト、Twitter、Facebookは既にオープンしている。
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