2016/12/27
『ブルー・バレンタイン』(10)のデレク・シアンフランス監督最新作『THE LIGHT BETWEEN OCEANS』が、邦題を『光をくれた人』として、2017年春に全国公開される。
原作は41の言語に翻訳され230万部超の売り上げを記録した世界的ベストセラー、M・L・ステッドマンの『海を照らす光』。灯台守として“他人の子”を育てる夫婦を演じるのは、『それでも夜は明ける』(13)などでアカデミー賞(R)に2度ノミネートされたマイケル・ファスベンダーと、『リリーのすべて』(15)で同賞に輝いたアリシア・ヴィキャンデル。2人は本作をきっかけにプライベートでも有名カップルとなった。また、赤ん坊の実の母親には、『ナイロビの蜂』(05)でオスカーを手にしたレイチェル・ワイズと、豪華キャストがそろっている。
誰もいない孤島に漂流した赤ん坊を育てる決心をした灯台守の夫婦の愛情、実の母親と出会ってしまうことで抱く葛藤、そして実の母親の苦悩を描いた物語は、本国公開後「ティッシュメーカーの株価が上がるほど観客は泣くに違いない」(ガーディアン紙)、「泣く準備を! この映画にはすべてが揃っている」(ワシントンポスト)、「心が引き裂かれるなんてものではない、心をえぐり取られた」(USAトゥデイ)など“号泣必至”と大評判に。美しくも愚かで貴い幾つもの愛の姿が胸を突き、観る人それぞれの人生に”光をくれた人”の存在が誰かを問いかける。
◎公開情報
映画『光をくれた人』
監督:デレク・シアンフランス(『ブルー・バレンタイン』『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』)
原作:『海を照らす光』(M・L・ステッドマン/古屋美登里訳/早川書房)
出演:マイケル・ファスベンダー、アリシア・ヴィキャンデル、レイチェル・ワイズ
配給:ファントム・フィルム
2016/アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド/133分/スコープサイズ/5.1ch
原題:THE LIGHT BETWEEN OCEANS(C)2016 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC
<STORY>
オーストラリア西部の孤島ヤヌス・ロックで暮らす、灯台守のトムとその妻イザベル。ふたりは強い絆で結ばれていたが、イザベルは2度の流産に傷ついていた。そんな中、女の子の赤ん坊が乗った謎のボートが流れ着き、自分たちの娘として育てたいというイザベルの懇願にトムは折れてしまう。それから4年、愛らしく育った娘と幸せの絶頂にいた夫婦は、娘の生みの親のハナと偶然出会うことになる。絶望の中を彷徨うハナを見たトムは、正しいことをするべきだと悔い改め始めるが、イザベルには娘のいない人生など耐えられなかった。娘の本当の幸せは、夫婦の愛の行方は? 苦悩の果てに二人が選んだ道とは──?
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