69歳で死去したグレッグ・レイク、その輝かしいキャリアをチャートで振り返る

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2016/12/09

　現地時間の水曜日、2016年12月7日に英プログレッシヴ・ロックの巨匠、エマーソン、レイク＆パーマー (ELP) のリード・シンガー、グレッグ・レイクが癌との闘病の末、69歳で亡くなった。

　レイクは長いキャリアを通じてキング・クリムゾン、ELP、エマーソン、レイク＆パウエルなど複数のバンドでプログレ界を牽引し、数多くの米ビルボード・チャート・ヒットを生み出した。ソロ・アーティストとしても成功を収め、1981年以降3枚のアルバムをリリースした。1975年12月にリリースされたホリデー・ソング「夢見るクリスマス/I Believe in Father Christmas」は米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”に3週間ランクインし、今でも年末になるとラジオでかかる定番だ。

　キング・クリムゾンの結成メンバーだったレイクは、ベーシストとして最初の2枚のアルバム『クリムゾン・キングの宮殿』と『ポセイドンのめざめ』に参加した後、ELPを結成した。

　『クリムゾン・キングの宮殿』は、1970年に米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で28位を記録。ブルースをロック、ジャズ、そして交響曲と合わせたこのアルバムは史上最も影響力があったプログレ・アルバムとされている。このアルバムからの初シングル「クリムゾン・キングの宮殿 Part 1」はHot 100にランクインしたキング・クリムゾン唯一の楽曲で1970年2月14日のチャートで80位をマーク。『ポセイドンのめざめ』も1970年にBillboard 200で31位にまで上った。

　ELPは、1970年11月にその名を冠したデビュー・アルバムをリリースし、その後1990年代まで通算9枚のスタジオ・アルバムを発売した。バンドは、Billboard 200で4枚のTOP10を獲得しており、最高位は1974年の『レディース・アンド・ジェントルメン/Welcome Back, My Friends, To the Show That Never Ends』の4位だった。

　レイクに敬意を表し、Hot 100チャートで最もヒットした彼の曲ベスト5を紹介しよう（ELP、エマーソン、レイク&パウエル、そしてソロとして）。

◎グレッグ・レイクの米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”ランクイン曲ベスト5
（タイトル、アーティスト名、Hot 100の最高位、日付）

1.「ラッキー・マン」エマーソン、レイク＆パーマー、48位、1971年5月1日
2.「フロム・ザ・ビギニング」エマーソン、レイク＆パーマー、39位、1972年10月28日
3.「とどかぬ愛/Let Me Love You Once」グレッグ・レイク、48位、1981年12月26日
4.「タッチ・アンド・ゴー」エマーソン、レイク＆パウエル、60位、1986年7月19日
5.「ナットロッカー」エマーソン、レイク＆パーマー、70位、1972年4月15日