2016/12/08 06:00
2016年の映画シーンに記録的なヒットを打ち立てた、新海誠監督のアニメーション映画『君の名は。』の主題歌、RADWIMPS「前前前世」が圧倒的なポイントで2016年の“HOT ANIMATION”を制した。本楽曲はアルバムに収録されているため、パッケージセールスのポイントはアルバムのチャートに加算され、ソングチャートである“HOT ANIMATION”には反映されない。しかし、ラジオオンエア回数・デジタルダウンロード・ツイッターの指標で各1位となり、他の追随を許さない断トツのポイントを積み上げた。また、RADは20位以内に同映画の主題歌4曲すべてをチャートインさせるという快挙を果たし、さらにはデジタルダウンロードとツイッター、両指標の1~3位をRADの楽曲が独占するという結果となった。楽曲を聞きたいユーザーがデジタルダウンロード、曲と接触したユーザーがツイッターでつぶやくといったアクションが読み取れる。映画主題歌からの訴求もあるが、楽曲に対してユーザーがアプローチして近づいていることから、どちらかの作品による一方通行ではなく“映画×音楽”で相乗効果が生み出されたことがチャートから見受けられる。
2位にはケツメイシ「友よ~この先もずっと…」(映画『映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』主題歌)がチャートイン。すべての指標でバランスよくポイントを積み上げており、中でも“PCによるCD読み取り数”のルックアップで1位となった。Hey!Say!JUMP「Fantastic Time」(アニメ『タイムボカン24』オープニング)と、Dream Ami「トライ・エヴリシング」(映画『ズートピア』主題歌)もルックアップが高く、パッケージの購入や、はたまたレンタルなどでCDを手にしたユーザーが楽曲をPCに取り込んでいることが分かる。
秦基博「ひまわりの約束」(映画『STAND BY ME ドラえもん』主題歌)や、UNISON SQUARE GARDEN「シュガーソングとビターステップ」(アニメ『血界戦線』エンディングテーマ)、A応P「はなまるぴっぴはよいこだけ」(アニメ『おそ松さん』オープニングテーマ)といった、2016年以前にリリースされた曲がトップ10に入った。楽曲が聞き手に反響し、広範囲に浸透して長い期間チャートインしている。2016年を代表する作品となった『君の名は。』の映画は元より、RADWIMPSの楽曲も今後聞かれ続けることは言うまでもないだろう。
◎【Billboard JAPAN Hot Animation of the Year 2016】トップ10
1位「前前前世」RADWIMPS
2位「友よ~この先もずっと…」ケツメイシ
3位「ひまわりの約束」秦基博
4位「なんでもないや」RADWIMPS
5位「チキンLINE」SKE48
6位「スパークル」RADWIMPS
7位「Fantastic Time」Hey!Say!JUMP
8位「トライ・エヴリシング」Dream Ami
9位「シュガーソングとビターステップ」UNISON SQUARE GARDEN
10位「はなまるぴっぴはよいこだけ」A応P
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