2009/12/08 00:00
ニュージーランドの7人組ダブ・ユニットFAT FREDDY'S DROPは、時間をかけることには才能があるようだ。彼らはすでに結成から10年を迎えるが、スタジオ・アルバムは最近ようやく2枚目をリリースしたばかりだし、北米でのライヴは先週の段階でまだ1度しか経験がなかったからだ。
「僕らはインディー・グループだから、自分たちをこき使わないとダメなんだ」と笑いながら語っているのは、バンドのトランペット奏者で“非公式”のスポークスマンでもあるTOBY LAINGで、「もっと速いペースでアルバムをリリースできたら良かったとは思うけど、音楽面やプロダクション的にはすごく満足しているよ」と自信をのぞかせている。
彼らの最初のスタジオ・アルバム『BASED ON A TRUE STORY』は本国では大きな話題を呼び、“最高のライヴ・バンド”という高い評判も手伝って、2005年5月にはインディー作品としてニュージーランドのアルバム・チャートで初登場No.1を獲得するという前代未聞の快挙を成し遂げている。
しかしヨーロッパにおけるコンスタントなツアー活動と、地元ウェリントンに所有するスタジオの改築作業などで多忙を極め、セカンド・アルバム『DR. BOONDIGGA AND THE BIG BW』を発売するまでには4年近くも費やしてしまった。同アルバムは全米では最近リリースされたばかりで、このほど新作を引っさげてアメリカ西海岸の3都市でソールドアウト・ツアーも実現した。
そして来年にはサード・アルバムのリリースと共に再びアメリカを訪れる計画もあるそうで、LANINGは「僕らが成功したのは、ひとえにファンのサポートのお陰なんだ。彼らが僕たちの音楽を発掘し、それを自分の友人たちに広めてくれたことが人気につながった。バンドは今、新たなクリエイティヴの領域に突入している。だから積極的に新しい都市を訪れたいと思っている」と語っている。
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