2016/12/08
シングル・セールスで累計2,507,403枚をマークしたAKB48「翼はいらない」が、上半期のポイント差を守り、Billboard JAPAN HOT100 of the year 2016を獲得した。他にリリースされたAKB作品も140万枚超と変わらずのCDセールスでの強さを発揮している一方で、他データでは、ルックアップ49位、Twitter89位と、CDセールスの数字のみが喧伝されがちなAKB48だが、セールスが牽引する形で他指標でも上げていることが分かる。
そして、「翼はいらない」合計ポイント178788.50に肉薄したのが、今年度下期にリリースされたRADWIMPS「前前前世」の176963.20と、172332.81ポイントを上げた星野源「恋」だ。
総合2位となった「前前前世」は、シングル・カットされていないにも関わらず、ラジオ1位、ダウンロード1位、Twitter2位、動画再生2位と、この4指標でのポイントが特に強く、「翼はいらない」にあと一歩のところまで迫ることとなった。また、総合3位の「恋」は、ラジオ2位、CDセールス37位、ダウンロード3位、ストリーミング4位、ルックアップ2位、動画再生5位と、全ての指標で高ランクを上げての結果であるが、なかでもCDセールスよりも他指標での順位が高いことが目立つ。両曲とも、CDセールスが牽引しない形でイヤーエンドチャート上位獲得の結果を上げたことは、「ヒット曲」の前提条件がCDセールスであった様相が大きく様変わりして、上位楽曲にも影響を与えつつあることを示している。
他指標での1位は、ルックアップが嵐「I seek」、TwitterがSMAP「世界に一つだけの花」、動画再生がピコ太郎「ペンパイナッポーアッポーペン」となっている。嵐「I seek」は累計売上数が80万枚を超えることによる副次的な結果といえるが、SMAPの総Tweet数は1,958,709回、ピコ太郎の累計動画再生数は142,142,756回はそれぞれがダウンロードや、パッケージ・セールスに影響を与えており、こちらもパッケージではないヒットの形が顕れる結果だ。
◎AKB48 コメント
向井地美音:私はこの曲で初めて単独でセンターを務めさせていただいたので、沢山の方に愛される作品になって嬉しいです。
横山由依:みーおん(向井地)のような若いメンバーがセンターを務めた曲を多くの方に愛していただけて、大きな自信に繋がりました。とても光栄ですし、来年に向けて身が引き締まる思いでいっぱいです。
柏木由紀:「翼はいらない」はフォークソングのような曲調で、今までの作品とは違う雰囲気だったので私達にとってはチャレンジでした。そんな曲を多くの皆さんに聴いていただけて嬉しいですし、1位をいただけたことは、(メンバー)みんなの自信に繋がると思います。
渡辺麻友:年間1位を獲得できるというのは簡単なことではありません。聴いてくださった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいですし、この気持ちを忘れずに頑張っていきたいです。
◎【Billboard JAPAN Hot100 of the Year 2016】トップ10
1位「翼はいらない」AKB48
2位「前前前世」RADWIMPS
3位「恋」星野源
4位「君はメロディー」AKB48
5位「世界に一つだけの花」SMAP
6位「ペンパイナッポーアッポーペン」ピコ太郎
7位「LOVE TRIP/しあわせを分けなさい」AKB48
8位「ハイテンション」AKB48
9位「SUN」星野源
10位「サイレントマジョリティー」欅坂46
◎AKB48 インタビュー全文:
http://www.billboard-japan.com/special/detail/1782
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