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2009/12/08 00:00

女優とミュージシャンによるデュオが復活

M.WARDと女優のZOOEY DESCHANELによるカントリー・フォーク・デュオのSHE & HIMが 2010年に復活し、2008年の彼らのコラボが偶発的なものでなかったことを証明する。的を得たタイトル『VOLUME 2』には11曲のオリジナルとNRBQの「RIDIN' IN MY CAR」とSKEETER DAVISの「GONNA GET ALONE WITHOUT YOU」の2曲のカヴァーを含む全13曲が収録されており、3/23にMERGEから発売される。DESCHANELが作曲し、WARDがプロデュースを担当。彼らは昨年1年をかけて、ロサンゼルスとオレゴン州ポートランドでレコーディングを行った。

女優とミュージシャンによるアルバムは売上にはすぐには結びつかないが、SHE & HIMのデビュー・アルバムはWARDの彼らしい気取りのないギター・サウンドとDESCHANELのクリアなクリスタル・ヴォイスで心の琴線にふれる素晴らしい内容だった。サウンドスキャン調べでは『VOLUME 1』の売上は176,000枚。フル・バンド・スタイルで彼らはニューポート・フォーク・フェスティバル、サウス・バイ・サウスウェスト、ヴァージン・フェスティバルなど多くのメジャー・フェスティバルに参加しただけでなく、クラブ・ツアーでも成功を収めた。

『VOLUME 2』はファースト・アルバムの1970年代的趣のあるサウンドの延長線上にあり、今回はストリングスも加わり、TILLY AND THE WALLもゲストとして参加している。彼らはDESCHANELが主演している映画『(500)DAYS OF SUMMER』のサウンドトラックにSMITHSの「PLEASE, PLEASE, PLEASE LET ME GET WHAT I WANT」のカヴァーで参加したばかりだ。WARDのソロの最新作は、2009年の『HOLD TIME』で、彼はBRIGHT EYES/JIM JAMESのカルテットのMONSTERS OF FOLKにも参加している。

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