2016/11/29 14:10
公開5日間で動員100万人を突破した、大ヒット公開中の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の舞台秘話をキャストと原作者J.K.ローリングが明かした。
これまでの『ハリー・ポッター』の世界観を正当に受け継ぎながら、物語の舞台をホグワーツ魔法魔術学校から大都会ニューヨークへ移した本作で、世界中を旅している魔法使いニュート・スキャマンダーは初めて観るニューヨークの街並みに心を奪われる。ニュートを演じたエディ・レッドメインは「彼は世界中を巡ってニューヨークにやって来る。ニューヨークはちょうど変わり目で、すごく多くの事が変化していた。予告でも見られるように、通りを歩いている彼は、全てを理解しようと努力しているんだ。騒音とか、人ごみとかをね。ニューヨークの全てが彼にとってまったく馴染みのないものなんだ。僕は、ニュートをとてもまごつかせるようなところに放り込むというアイディアが大好きだったんだ」と語っている。
原作者J.K.ローリングも、「この物語の原作を2000年に書いた時、ニュートがニューヨークに渡るというイメージが既に頭の中にあったの」と明かしており、「確かにニュートはヒーローらしからぬキャラクターよ。エディが言うように、ニュートはたくさん友達がいるような男ではないの。だから彼は、アメリカに行ってもっとフレンドリーな人達から学ばなくてはいけなかったのよ」と語っている。
このニューヨークの街並みは、『ハリー・ポッター』全シリーズの美術製作に携わったスチュアート・クレイグの監修のもと、ロンドンのリーブスデン・スタジオに設営された。【アカデミー賞】を3度受賞した実績を持つ巨匠が作り上げたセットに、エディのみならず、キャスト全員が息を飲んだという。アメリカ合衆国魔法議会(MACUSA)の捜査官グレイブスを演じたコリン・ファレルは、「全てのセットが本当に作られているんだ。リーブスデンにニューヨーク・シティを数ブロック作ったんだよ。そこは驚くべき場所で、ケーキ屋があったり、自転車屋があったり、どこを見ても完璧! それは僕を魔法の世界に連れっていってくれるんだ!」と完璧な街並みの再現を絶賛している。また、ニュート達と冒険を共にするクイニー役を演じたアリソン・スドルはMACUSAのセットが一番印象に残ったそうで、「それは巨大でゴージャスなセットだったわ。ちゃんと動くエレベーターまであって、畏敬の念すら感じたわ」と、そのクオリティの高さに圧倒されたそうだ
◎作品情報
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
2016年11月23日(水・祝)より公開中
監督:デイビッド・イェーツ
出演:エディ・レッドメイン、キャサリン・ウォーターストン、アリソン・スドル、ダン・フォグラー、コリン・ファレル
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights(C)JKR.
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