2016/11/28
思い通りにいかない現実に翻弄されながらも、まるでドでかい光の塊のような音楽を必死に叩きつけてきたロックバンド 蟲ふるう夜に。その終焉後、蟻(vo)を中心として始動した新プロジェクト“キミノオルフェ”の新曲「職業空想家」が公開された。
この楽曲は、盟友である気鋭のデジタルアーティスト・wataboku、初のARTBOOK『感0(かんぜろ)』の発売に寄せた1曲。2015年7月、watabokuのイラストを観た蟻がコンタクトを取り2人の親交はスタート。当時は蟲ふるう夜にのボーカルとして活動していた蟻をwatabokuが描き、お互いの世界観や方向性など共感する部分も多いことで友情が育まれていった。このコラボレーションは、watabokuがその後様々なコラボをしていくひとつのきっかけとなった。
2016年、蟲ふるう夜にが活動を停止し、キミノオルフェとして始動した後にも、様々な局面で刺激を与え合う関係は続き、今回、watabokuが初のARTBOOKを発売するにあたり、新たにキミノオルフェの蟻とwatabokuとのイラストコラボレーションが実現。同イラストはwatabokuのARTBOOK『感0』にも掲載、個展でも展示されるが、完成したその作品の素晴らしさにインスパイアされた蟻が生み出した新曲「職業空想家」、ぜひ試聴してみてほしい。
◎「職業空想家」試聴:http://bit.ly/2gmCyKV
◎蟻コメント
watabokuさんからキミノオルフェのイラストが届いた時。私は創作活動に息苦しさを覚え、「何かを生み出せない自分に価値が在るのか」と自問自答していました。イラストの私は、そんな苦しみやもがきも、意志に変えていける強く美しい人。watabokuさんから「そう在れ」と叱られたような、「そう在る」と自信を取り戻させてもらったような気がしました。いつも私の話を親身になって聞いてくれるwatabokuさんに感謝とリスペクトの気持ちを込めて、この曲を贈ります。現実にいる人々の物語を昇華させる、それが絵なのか曲なのか形は違えど同じものを感じ、応援しています。おとぎ話のような世界を魅せてください。
ARTBOOKも個展も、「watabokuの世界」を一ファンとして楽しみにしています。
◎watabokuコメント
SNS中心の活動を始めてすぐの頃、突然蟻さんからメッセージをいただき、当時の蟻さんを描き上げたのが1年半前。それ以来仲良くさせていただき、お互い色々と環境が変わっていくのを共有していました。今回アートブックを出版するにあたり、キミノオルフェとしての蟻さんを描くべきだと強く感じ、コラボレーション企画では初の作品の更新を行いました。そして、いつもお世話になっておきながらやっと恩返しできた気がしたのに、こんな素敵な曲まで頂いてしまい感謝しかありません。ありがとう!
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