2016/11/21
カニエ・ウェストが、現地時間2016年11月19日、自身の【セイント・パブロ・ツアー】のサクラメントでのコンサート中に再び暴言を吐きまくった。口撃相手はビヨンセとジェイ・Zに始まり、ヒラリー・クリントンとラジオ業界にまで及び、ステージに現れてから30分でライブを終了した。
先日、ライブ中のMCで「大統領選は投票しなかった。投票していたならドナルド・トランプに入れていただろう」と明言したカニエだが、この日は1時間半も遅れてステージに登場。前途多難なスタートを切ったコンサートだったが、開始から2、3曲過ぎた頃には持ち直したかのように思えた。今年初めに不和になっていたラッパーのキッド・カディが登場した際には集まった13,000人ほどの観衆は大喜び。二人はハグして「Waves」をパフォーマンスしたが、その直後にカニエが進行を無視して熱弁を振るい始めた。
「ビヨンセ、俺と“ホットライン・ブリング”を差し置いて【最優秀ビデオ賞】を取れなかったらパフォーマンスをしないって言ったと聞いたよ。俺は傷ついた」とカニエは2016年【MTVビデオ・ミュージック・アワード】について観客に向かって話し始めた。「ビヨンセをディスるなんてよくない。彼女は最高だ。テイラー・スウィフトも最高だ。俺たちは皆最高な人間なんだ。俺たちは皆人間なんだ。でも勝つために時々策を弄し過ぎて自分を見失ったりもする。勝つことなんてf*ckだ。クールに見せようとすることもf*ckだ。クールでいることもf*ckだ」と続けた。
次のターゲットはジェイ・Zだった。「ジェイ・Z、電話してくれ。まだ電話してくれてないじゃないか。ジェイ・Z、お前が殺し屋を雇っているのは分かってる。頼むから俺の頭を狙わせないでくれ。頼むから電話してくれ。男らしく俺と話してくれ」とまくし立てた。
続いて古臭いものの例えとしてヒラリー・クリントンの名前を使って不満をぶちまけ、フランク・オーシャンとキッド・カディを流さないラジオ業界に文句を言ったカニエは最後にプレスにも牙を剥き、「書くなら書けよ、このショーはもう終わりだからな!」と言い捨ててステージから去った。
なお、カニエは翌日のLAでのライブをキャンセルしている。
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