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2016/11/16

アニソンとジャズの華麗なる融合 プラチナ・ジャズ・オーケストラの東京公演をレポート

 ラスマス・フェイバーによるアニメ・ジャズ・プロジェクト、プラチナ・ジャズ・オーケストラの東京公演が11月15日、ビルボードライブ東京にて行われた。

 プラチナ・ジャズ・オーケストラは2009年より始動。日本アニメ界の名曲がジャズのアレンジでカバーされ、シリーズ化しているカバー・アルバム『プラチナ・ジャズ~アニメ・スタンダード』は大きな反響を呼び、2015年11月には第5弾となる『ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ ~アニメ・スタンダード Vol.5~』もリリースされている。

 定刻になり、軽快で小気味よいアンサンブルで演奏される「Happy Material」でステージは幕を開け、2曲目以降もこれまでにリリースしたアルバムの中から厳選されたナンバーを次々と披露。緩急あるサウンド構成も耳を飽きさせず、なじみの深い曲だとわかると観客もフレーズを口ずさみどんどんと会場の雰囲気が一つになっていく。

 ニクラス・ガブリエルソン、エミリー・マクイーワン、ダグラス・アンガーの3名が立ち代わりでボーカルを務める曲と、インストでしっかり重厚なオーケストラを聴かせる場面があり、楽器を途中で交代して見せるなど演出にもこだわり、耳だけでなくオーディエンスの目も終始惹きつけていた。アンコールではパーカッションを担当していたトーマス・エビーがボーカルを務め、観客が総立ちの中大きな歓声と拍手の中盛大に幕を閉じた。

 プラチナ・ジャズ・オーケストラの公演は11月18日にビルボードライブ大阪で、そして、10日間にわたって神奈川・川崎市内各所で広く行われる都市型フェス【かわさきジャズ】内で11月19日にミューザ川崎シンフォニーホール公演が開催される。「ジャズは橋をかける」という【かわさきジャズ】のキャッチコピーにふさわしく、アニソンのキャッチーなメロディを見事なジャズサウンドに昇華させ、ジャズとアニメの間に大きな橋をかけるパフォーマンスを披露してくれることだろう。

Photo:Yuma Totsuka
Text:神人未稀

◎公演情報
【プラチナ・ジャズ・オーケストラ presented by ラスマス・フェイバー】
ビルボードライブ東京 2016年11月15日(火)<終了>
ビルボードライブ大阪 2016年11月18日(金)
詳細:https://goo.gl/11fAUO

【かわさきジャズ 2016】
本会期 2016年11月11日(金)~20日(日)
プレ会期 2016年9月15日(木)~11月10日(木)
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール、ラゾーナ川崎プラザソル、クラブチッタ、新百合トウェンティワンホール、昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワ、洗足学園音楽大学ビッグマウス ほか川崎市内各所
有料公演: 12公演 無料公演: 25か所 約40公演
主催:かわさきジャズ2016実行委員会、川崎市

スーパーセッション プラチナ・ジャズ・オーケストラ presented by ラスマス・フェイバー
ミューザ川崎シンフォニーホール 2016年11月19日(土)
詳細:https://goo.gl/aut4Fj

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