2016/11/14
デビューからたった1年で海外遠征やアニサマ初出演など着々と夢を叶えている、沖縄初のアニソンシンガー・MICHI。世界中での体験を自らの自信と実力に昇華し、苦悩しながらも野心を絶やすことなく走り続ける彼女が、これまたデビュー時からの夢であった初のワンマンライブを実現した。
<みんなを未知なる次元へ誘いたい……みんなのオンリーワンになる>
11月12日 代官山・晴れたら空に豆まいてにて開催されたワンマンライブ【MICHI 1st LIVE「Sprint for the Dreams~Unknown Dimension~」】は、あたりまえのように夢に向かって全力疾走していきたい、そんな力強い意思を込めた1stアルバム『Sprint for the Dreams』を携える形で敢行。事前のインタビューでは「このワンマンライブでは、みんなを未知なる次元へ誘いたいと思いますし、みんなのオンリーワンになる、みんなが忘れられないような内容にしたいなと思ってます。ここで「MICHI、最高だよ」って思ってもらえたら、ここからまたMICHIんちゅ(MICHIファンの呼称)の輪が広がっていくと思うので、頑張ります!」と語っていたMICHIだが、まさに有言実行、その言葉通りのライブを繰り広げた。
<MICHIんちゅにサイリウムの光で四季を演出してもらう場面も>
満員のMICHIんちゅの前に現れた彼女は、凄まじい歓声とコールに包まれながら「行くよ!」と、世界中のステージで鍛え上げてきた勇ましい歌声と華麗なパフォーマンスを披露。デビューシングル『Cry for the Truth / Secret Sky』(TVアニメ『六花の勇者」オープニングテーマ/エンディングテーマ)、2ndシングル『Checkmate!?』(TVアニメ『だがしかし』オープニングテーマ)、3rdシングル『リアリ・スティック』(TVアニメ『クロムクロ』エンディングテーマ)といった歴代アニメタイアップ曲はもちろん、新進気鋭のアニソンシンガーに相応しい攻撃的かつドラマティックな1stアルバム『Sprint for the Dreams』収録曲を次々と畳み掛ていく。また、各所のライブで想定外の盛り上がりを見せている「春夏秋燈」では、春=ピンク、夏=ブルー、秋=オレンジ、冬=ホワイトと、MICHIんちゅにサイリウムの光で四季を演出してもらう等、1人ではなくここにいる全員でオンリーワンの世界を創造していた。
<プロのアニソンシンガーとして成長してきたMICHIのストーリー>
ライブ終盤では、デビュー時から今日に至るまでのMICHIドキュメンタリーを上映。スタッフから「ちゃんと喋って」とスタッフから叱られる等、まだまともに挨拶も出来なかった女の子が徐々に自信をつけていき、国内はもちろん世界中のステージへと飛び回りながら、ひとつひとつ夢を叶えていく。夢の舞台であったアニサマへの出演決定を伝えられる場面、そして実際にそのステージで堂々と歌い上げたライブ映像、更には1stアルバムの発売やワンマンライブ決定に大歓喜する姿など、この約1年半でプロのアニソンシンガーとして成長してきたMICHIのストーリー。それをこの会場に集まった親愛なるMICHIんちゅたちは時に笑いながら、時に真剣な眼差しで見つめていた。
そしてステージ上のMICHIは語り出す。「デビューして初めて人前で歌うとき、足が震えちゃって、頭も真っ白になっちゃって、ぶっちゃけステージに出たくなかったし、怖かったけど……ステージに出て音楽が流れたらサイリウムを振って盛り上がってくれてる方たちがいて、その方たちに勇気付けられたことを今でも鮮明に覚えてます。それからいろんなことをさせてもらいまして、デビュー2か月で行かせてもらったインドネシアは3日間で3公演という結構過酷なスケジュールで参りそうにもなったんですよ。体調崩したりとか……でもどんどんどんどんいろんなステージに立たせてもらって、どんどんどんどん舞台に立つことがすごく楽しくなって、歌うことが本当に楽しくなって、やりたいことも「MICHIんちゅの皆さんとああいうことやりたい、こういうことやりたい」ってすごく欲が出てきたんです。それと同時にちゃんと自分が見れるようになってきて、自分の頭の中で考えていることが体で表現することが出来なくてすごく悔しい想いもしたし、時にはスタッフさんとぶつかったりもしたり、そして泣いたりもしたんですけど、でも舞台に立ったらみんなが笑顔で待っていてくれるから「もうくよくよしてられない。もっともっと前を向いて走っていかなきゃ!」って背中を押してもらえました。本当にありがとうございます。これからもみんなと一緒に大きな夢を見ていきたいって思ってます」
「なので、皆さん私と一緒にこれからも夢に向かって全力疾走してくれますか?」その答えはもちろんイエス。MICHIは大歓声を一身に浴びながら「ありがとうございます!」と本当に嬉しそうに微笑んだ。
<三森すずこやTRUE、Elements Gardenなどからのサプライズ>
そして、MICHIいわく「世界一のスタイリスト」くが あすかが手掛けた衣装と「世界一のボイストレーナー」杉浦良美による生演奏で「流星」を熱唱。「頬を伝ってく 流星は 夢のため 今日も奔(はし)る どれだけ 遠い場所からも わかるように 輝こう」まさに彼女の生き様そのものである歌を真っ直ぐにエモーショナルに全力で歌い上げ、MICHIんちゅも彼女に向けてオレンジの光を一斉に解き放ちながら全力で受け止めていく。
感動的な本編ラストシーン。しかしライブはまだこれで終わらない。鳴り止まない「MICHI!」コールに誘われるように再登場した彼女は、まだまだ広がる無限大の可能性へと突き進むべく「∞Infinity」を披露。それに呼応したMICHIんちゅも共に熱量を高め合いながらシンガロング。「こんなに幸せで記念すべき日、形に残したい!」とスタッフを呼び出してみんなで写真撮影を楽しむ場面も。そんな無邪気に幸せな時間を堪能していたMICHIだったが、このときまだ彼女はもっと幸せになれるサプライズがあることを知らずにいた。「ということで、本当に最後の曲となります」と歌い出そうとすると、突然スクリーンからお祝いメッセージの数々が流れ始める。その顔ぶれは、敬愛する三森すずこやTRUEといったアニソンシーンの先輩、サウンドプロデューサーであるElements Gardenの上松範康、アニサマジェネラルプロデューサー齋藤光二、MICHIの新たなキラーチューン「BRAVE HEART EXTRA」を手掛けたQ-MHzの面々。すべてのメッセージを受け止めたMICHIは「放心状態ってこういうことを言うんだね……嬉しい」と感無量の様子。
そんな彼女が初ワンマンにしてダブルアンコール、その最後に「暴れて下さい! 私もぶっ倒れてもいいぐらい暴れるから、みんなも負けないでついてきてね! 最高のものしかいらないよね!」と言って披露したナンバーは「BRAVE HEART EXTRA」! MICHIはもちろん、この会場にいる誰もがこの曲に、この瞬間に全身全霊を注ぎ、どこまでも美しくポップなシンガロング、この上なく楽しげな狂乱の世界を描いてみせた。
<まだまだ止まる事のないMICHIの全力疾走ストーリー>
なお、MICHIは、同ライブ内で【MICHIんちゅ祭】×3の開催を発表。12月25日【MICHIんちゅ祭Vol.2 ~ハッピー!ミッチー!クリスマス~】、2017年2月12日【MICHIんちゅ祭Vol.3 バレンタインイベント(仮)】、2017年4月1日【MICHIんちゅ祭Vol.4 誕生日イベント(仮)】を開催し、その全公演参加者向け【MICHIんちゅ祭Vol.4 誕生日イベント(仮)延長戦】も実施する。いずれも会場はポニーキャニオン1階イベントスペース。まだまだ止まる事のないMICHIの全力疾走ストーリー、これからもぜひ注目してもらいたい。
取材&テキスト:平賀哲雄
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