2016/11/09
ザ・チェインスモーカーズの「クローサー」が、通算12週目の首位を死守した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。
ザ・ウィークエンド(2位)や、ブルーノ・マーズ(7位)といった強豪を抑え、遂に12週目のNo.1をマークした、ザ・チェインスモーカーズの「クローサー」。12週という記録は歴代4位タイで、2015年の年間3位をマークした、ウィズ・カリファの「シー・ユー・アゲイン」以来、1年振りの快挙となる。
その他には、2012年にリリースされたロビン・シック「ブラード・ラインズ」や、ブラック・アイド・ピーズの「ブン・ブン・パウ」(2009年)、アッシャーの「YEAH!」(2004年)、エミネムの「ルーズ・ユアセルフ」(2002年)、そしてサンタナの「スムース」(1999年)の6曲がランクイン。「クローサー」はHOT100史上、7曲目の12週No.1タイトルとなる。
12月にリリースされる、ドレイクの新作『モア・ライフ』からの先行シングル「フェイク・ラブ」が、先週の24位から10位へ、登場2週目でTOP10入りし、これでソング・チャート通算18曲目のTOP10入りを果たしたことになる。今年の年間チャートでは、間違いなくシングル・アルバム共にTOP10入りするであろう、ドレイク。10週のNo.1をマークした「ワン・ダンス」(30位)は、2016年間首位に輝く可能性も高い。2016年間チャートの集計は、次週のチャートで締め切られる。
今週のアルバム・チャートで3位にデビューした、ラッパー、ミーク・ミルの新作『DC4』からは、49位の「リティ」他、計7曲がTOP100位内にランクインを果たした。また、ミーク・ミルと僅差で2位に初登場した、カントリー・シンガー、ケニー・チェズニーの新作『コズミック・ハレルヤ』からは、P!NK(ピンク)がゲストとして参加したシングル「セッティング・ザ・ワールド・オン・ファイア」が、今週29位まで上昇している。
TOP10圏外に一旦ダウンしたマルーン5の「ドント・ワナ・ノウ」は、ポケモンGOをテーマにしたミュージック・ビデオが好調で、先週の13位から11位へ再浮上し、次週、返り咲きのTOP10入りすることが予想される。ニューヨーク出身の新星ラッパー、ヤング・M.Aのデビュー曲「Ooouuu」は、登場10週目で初のTOP20入り(19位)を果たし、R&Bチャートでは5位、ラップ・チャートでは3位にランクインするスピード出世を果たしている。
次週は、アメリカ大統領選のプロモーション活動を受け、ビヨンセやレディー・ガガ、アデルなどのタイトルが、リエントリーを果たすかもしれない。
Text:本家一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、9日22時以降となります。
◎【Hot100】トップ10
1位「クローサー」ザ・チェインスモーカーズ feat.ホールジー
2位「スターボーイ」ザ・ウィークエンド feat.ダフト・パンク
3位「ヒーゼンズ」トゥエンティ・ワン・パイロッツ
4位「レット・ミー・ラブ・ユー」DJスネーク feat.ジャスティン・ビーバー
5位「ブロッコリー」D.R.A.M.
6位「サイド・トゥ・サイド」アリアナ・グランデ feat.ニッキー・ミナージュ
7位「24K・マジック」ブルーノ・マーズ
8位「ジュジュ・オン・ダット・ビート」ゼイ・ヒルフィガー&ゼイオン・マッコール
9位「ブラック・ビートルズ」レイ・シュリマー feat.グッチ・メイン
10位「フェイク・ラブ」ドレイク
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