2009/12/04 00:00
カムバック・アルバム『I LOOK TO YOU』が全米アルバム・チャートで見事初登場No.1を果たしたWHITNEY HOUSTONだが、来年のグラミー賞へのノミネートを獲得するには力及ばずのようだった。
先週発表された来年度のグラミー賞の候補リストの中に、これまでに818,000枚(発売初週だけで305,000枚)を売り上げているHOUSTONの4枚目の全米No.1アルバム『I LOOK TO YOU』の楽曲が、1つもノミネートされていなかったことは、関係者のあいだで驚きを持って受け止められているようだ。
アルバム中、「FOR THE LOVERS」と「NOTHIN’ BUT LOVE」の2曲を手掛けたプロデューサーのDANJAは、グラミー側の“冷遇”に対しては落胆したと語り、「WHITNEYはクラシック・アルバムを作り上げたと思っていただけに、この結果はちょっと残念だよ。でも彼女の完全復帰は大きな意味をもつことであり、偉大な人物と偉大な音楽というものは変わらずにその優れた要素を周囲に誇示し続けると信じている」とコメントしている。
そんなDANJAはHOUSTONがらみでの落胆とは裏腹に、別に手掛けたPINKとKERI HILSONのアルバムでは複数のノミネートを獲得。その知らせを聞いて大いにエキサイトし、「ノミネートを受けることは、いつだって喜ばしいサプライズだよ。もちろん勝ちたいとは思っているけど、重要なのは苦労して素晴らしい作品をプロデュースしたことが認められることだから、候補に上がったことだけでも大きな栄誉さ。KERIのアルバムもPINKのアルバムも、僕にとっては特別なプロジェクトだったから、今回のノミネートは本当に嬉しい限りだよ」と語っている。
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