2014年にリリースした4thシングル「ラザー・ビー」が、全米で10位、ニュージーランド、ドイツ、アイルランド、UK(英国チャート)などでNo.1を獲得する大ヒットを記録した、エレクトロ・ユニット、クリーン・バンディット。同曲も収録されたデビュー作『ニュー・アイズ』以降、オリジナル・アルバムのリリースはないままだが、おそらく2作目となるアルバムに収録される、2016年第2弾シングル「ロッカバイ feat.ショーン・ポール」が、2016年10月21日に発売された。

　今年、シーアとタッグを組み「チープ・スリルズ」を全米首位に送り込んだレゲエ・シンガー、ショーン・ポールと、エレクトロ・ポップ界の新星アンネ・マリーをゲストに迎えたこの曲は、その「チープ・スリルズ」を意識したような、ダンスホール調のナンバーに仕上がっている。クリーン・バンディットっぽくもあり、今までの彼らの作品にはなかったような曲でもある、最先端のクラブ・ミュージックだ。

　制作は、クリーン・バンディットのメンバーを中心に、デミ・ロヴァートや、セレーナ・ゴメスの新作も手掛けたスティーブ・マックと、現在大ヒット中の、マルーン5の新曲「ドント・ワナ・ノウ」の制作者でもある、アマール・マリクが担当している。トロピカル・ハウスっぽい感じがするのも、彼らがライターとして携わっているからだろう。

　ポールダンスやバーカウンターで踊るシーンが印象的なミュージック・ビデオは、公開2週間で860万再生回数を記録し、UKチャートでは現在7位をマーク。これで、2014年の「ラザー・ビー」から、6曲連続でTOP10入りを果たす快挙を成し遂げた。ルイーザ・ジョンソンがヴォーカル・ゲストとして参加した前シングル、「ティアーズ」と、この「ロッカバイ」のヒットを受け、2017年中には彼らの2ndアルバムがリリースされるのではないかと思われる。

　昨年夏に開催された、【SUMMER SONIC 2015】に出演し、日本のファンを沸かせたクリーン・バンディットだが、同じく幕張メッセで行われる、国内最大級のダンス・ミュージック×新年フェス【electrox 2017】(2017年1月7日)で、再び彼らが来日することが決定した。新年から、フロアを盛り上げてくれることは間違いないだろう。

Text：本家一成

◎「ロッカバイ feat.ショーン・ポール」MV
https://youtu.be/papuvlVeZg8

◎リリース情報
「ロッカバイ feat.ショーン・ポール」
クリーン・バンディット
2016/10/21 RELEASE
デジタル配信
https://goo.gl/7636KT