2012/05/02
黒夢がアジアツアー【THE ASIA SHOWCASE Vol.1】の一環として、4月28日に韓国・AX-KOREAで初の海外公演に臨んだ。
彼らはこの日、清春(vo)、人時(b)、1月の武道館公演や3月の清春ソロライブでもプレイした大橋英之(g)、初めてサポートを行う楠瀬拓哉(dr)の4人バンド編成で登場。現地や日本から訪れた熱狂的なファンの大歓声を受けながらSEが鳴り止むと、『Enter Loop』からライブの火蓋を切る。
タイトなドラミングに、アヴァンギャルドかつ正確なギター、加速度を刻むベース音。そして暴力的かつ妖艶なボーカルで魅了していく一方で、清春は「こんにちは韓国。初めて韓国でライブができて嬉しいです!」と挨拶をかわし、韓国語でのMCやコーディネーターに教わったという現地で流行している仕草を交えて盛り上げる場面も。
前半は最新アルバム『Headache and Dub Reel Inch』の楽曲中心に組んだ彼らは、人時のベースソロをはさみ、後半に入ると圧倒的なスピードとグルーヴ感溢れる狂暴なナンバーを畳み掛け、本編ラストは日本でのライブ同様に『sick』で締め括った。
アンコールでは「去年の11月に13年振りのニューアルバムを発表して、今年の武道館でライブ初披露して、2回目がこの韓国のライブであったことが嬉しいです」、「今回の公演は有り難い事に、このAX-KOREAから招待を受けて急遽発表して実現して、かなり楽しかったので正式に2度目の韓国公演をしにまた必ず韓国に来ます」と宣言。さらに『BEAMS』『少年』『LIKE A ANGEL』といった人気ナンバーを披露して、歓喜の声援を集めた。
本来ここで全て終了する予定だったようなのだが、鳴り止まないアンコールに清春と人時が再びステージへ。日本で10数年以上演奏してこなかった『Miss MOONLIGHT』を披露し、会場中を驚愕させた清春は、「愛してます韓国! また会いましょう!」という言葉を残して舞台を後にした。
こうして初の海外ライブで確かな手応えを掴んだ黒夢だが、5月9日からは新たに撮影した『Love Me Do』のミュージックビデオを各配信サイトにて販売。こちらはYouTubeでショートバージョン(http://youtu.be/CUQIHjQrydg)が公開されているほか、日本テレビ系「フットンダ」5月エンディングテーマとしても見ることが出来る。
◎アジアツアー【THE ASIA SHOWCASE Vol.1】
04.28(土) 韓国・AX-KOREA
セットリスト:
01.SE~Enter Loop
02.13 new ache
03.White Lush Movie
04.Someone
05.ミザリー
06.Heavenly
07.MARIA
08.Love Me Do
09.人時 Bass solo
10.MASTERBATING SMILE
11.FASTER BEAT
12.SPOON&CAFFEINE
13.BARTER
14.C.Y.HEAD
15.BAD SPEED PLAY
16.ROCK'N'ROLL
17.後遺症
18.sick
En.1
19.BEAMS
20.少年
21.LIKE A ANGEL
En.2
22.Miss Moonlight
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