2016/10/18
ロック・バンド、グリーン・デイの通算12作目となる新作『レボリューション・レディオ』が、No.1デビューを果たした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
前作『トレ!』(2012年)から、およそ4年ぶり、通算12枚目となるスタジオ・アルバム『レボリューション・レディオ』。グリーン・デイの首位獲得は、2009年の『21世紀のブレイクダウン』以来、7年ぶりの快挙で、通算8作目のTOP10入りとなる。全米のみならず、UK(英国)、ニュージャージー州、アイルランド、カナダでもNo.1デビューを果たしていて、主要各国でTOP10入りする大ヒットを記録している。ブランクもあり、前作の評価も高くなかったことから、今作の仕上がりに不安を抱くファンも多かったが、評価も高く、初動枚数は95,000枚と、シングル・ヒットがないにもかかわらず、高セールスをマークしての初登場となった。
2位には、2017年4月に来日公演が決定した、ノラ・ジョーンズの新作『デイ・ブレイクス』が初登場。2012年にリリースした『リトル・ブロークン・ハーツ』から4年ぶりのスタジオ・アルバムで、デビュー作『カム・アウェイ・ウィズ・ミー』から6作連続のTOP3入りを果たした。そのデビュー作と同じ、ピアノの弾き語りで制作したという本作。まさに原点回帰といえるアルバムで、ノラ・ジョーンズ“らしい”仕上がりになっている。
8位には、ロック・バンドのアルター・ブリッジが初登場。2004年、アルバム『ワン・デイ・リメインズ』でデビューしたフロリダ州オーランド出身の4人組ロック・バンドで、そのデビュー作では最高位5位をマークしたが、2ndアルバム以降はTOP10入りを逃していた。本作で、12年ぶりのTOP10入りを果たし、オーストラリアで6位、ドイツで5位、UKでは3位と自己最高位を更新した。
9位にデビューしたのは、ニューヨーク出身のエレクトロ・デュオ、ファントグラムの3rdアルバム『スリー』。マイリー・サイラスやエイサップ・ロッキーといった、人気アーティストともコラボしている人気男女デュオで、徐々に知名度を高めていったことから、前作『ヴォイス』(2014年)の11位から更にランクアップし、本作で自身初のTOP10入りを果たした。
TOP10以下でも、カリフォルニア州出身のハードコア・バンド、ダンス・ギャヴィン・ダンスの新作が13位、スウェーデンの人気メタルバンド、メシュガーの8thアルバム『ザ・ヴァイオレント・スリープ・オヴ・リーズン』が17位に、日本でも人気のロックバンド、サム41の新作『13 Voices』が22位に、人気アーティストたちの新作が、それぞれ初登場している。
Text:本家一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、19日22時以降となります。
◎【Hot200】トップ10
1位『レボリューション・レディオ』グリーン・デイ
2位『デイ・ブレイクス』ノラ・ジョーンズ
3位『オー・マイ・マイ』ワンリパブリック
4位『ヴューズ』ドレイク
5位『スーサイド・スクワッド』サウンドトラック
6位『ア・シート・アット・ザ・テーブル』ソランジュ
7位『ブラーリーフェイス』トウェンティ・ワン・パイロッツ
8位『ザ・ラスト・ヒーロー 』アルター・ブリッジ
9位『スリー』ファントグラム
10位『デンジャラス・ウーマン』アリアナ・グランデ
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