2016/09/27
静岡放送と株式会社ディー・エル・イーの共同企画から生まれた『パンパカパンツ』アニメシリーズ初のDVD発売を記念して、【第1回『パンッジョルノ』~パンパカパンツDVD発売記念上映会~】が、9月16日 神奈川・イオンシネマ港北ニュータウンで開催された。
『パンパカパンツ』は、パンツ大好きな小ブタの男の子・パンパカくんと、愉快な仲間たちの日常を描くショートアニメ。2008年に静岡で誕生し、14年には劇場用アニメ『えいがパンパカパンツ バナナン王国の秘宝』の上映、15年にはショートアニメ『パンパカパンツ おNEW!』、そして16年からは『パンパカパンツ WおNEW!』が、静岡放送とキッズステーションにて放送中だ。
本イベントでは、まず『パンパカパンツ おNEW!』番宣動画や、全12種類のイオンシネマ・マナームービーを一挙上映。マナームービーは通常、ランダムで上映されているということで、全種類を一気見できる貴重な機会となった。続いて『えいがパンパカパンツ バナナン王国の秘宝』の予告編や、テレビシリーズから厳選したエピソード「自然の奇跡!! パンツの花」「怪盗ズロース参上!」「お届け! 焼き立てパンツ」「風物詩 渡りパンツ」も上映された。
上映後は、パンパカくん役を務める南條愛乃と監督のべんぴねこを招き、ふたりの「パンッ!」という合言葉に、会場のファンが「ジョルノ!」と応えるコール&レスポンスでトークショーがスタート。話題がパンパカくん役のオーディションにおよぶと、べんぴねこ監督が声優のサンプルボイスを聞いた段階での評価をまとめた極秘資料が公開された。当初、南條に対するべんぴねこ監督の評価は「特になし」だったが、オーディションでの芝居を見て「パンパカくん役はこの人なのでは!?」と、監督と静岡放送のプロデューサーの意見が一致したのだという。南條は、最初の評価に衝撃を受けつつも「私が静岡出身で、放送局も静岡という共通点があるから決まったのかと思っていたけど、ちゃんと演技が評価されていたとわかってホッとしました」と安堵の表情を浮かべていた。
アフレコでは、べんぴねこ監督自身がリハーサル映像に1話分すべての役の声を録音し、参考として声優陣に渡していることも話題にのぼった。その一部が本編音声と比較する形で公開されると、南條は「監督のセリフのニュアンスが秀逸。その絶妙さがなかなか出せなくて……。あまりのおもしろさに、DVD特典に収録してほしいねと声優陣と話しているんです」と話し、会場からも賛同の声があがる。べんぴねこ監督は「絵だけでは伝えきれないことがあるから、声の演技で伝えたい。自分で声を当ててみることで、尺の確認にもなるし、自分で読みにくいセリフは声優さんも同じだろうということで削ったりする」と制作の舞台裏を披露した。
また『パンパカパンツ』関連の諸展開を振り返るコーナーでは、NTTドコモが提供する音声サービス「しゃべってコンシェル」の音声収録時に南條が読んだ原稿を、この日特別に会場で公開、そして披露した。一見脈略のないように思われ、さらに滑舌練習のような文章をパンパカの声でニュアンスもつけずに読み上げ、これらの収録当時を思い出し、パンパカくんの声で読むのが難しく、舌をかみそうなセリフをいくつか会場で読みあげる。これにより、あらゆる日本語の表現に対応できるようになるのだという。
終盤では、会場に集まったファンのために抽選会を実施。最後は、南條が「DVDが発売されたので、『パンパカパンツ』を知らない方たちにぜひ広めてもらいたい。パンパカくんを知ってもらい、いろいろなところで『パンパカ見るね』と言ってもらえるようになったら嬉しいです。どうか、末永くよろしくお願いします」とファンにメッセージを送り、上映会の幕を下ろした。
なお10月8日~10日まで、北は北海道、南は九州まで全国40か所のイオンシネマ系映画館で【秋のこども映画祭】の一環として、『えいがパンパカパンツ バナナン王国の秘宝』が再上映される。
◎『パンパカパンツ』アニメシリーズ初のDVD作品
2016/7/27 RELEASE
・『パンパカパンツ うたとおはなし「えかきうたでパンパカパンツ」』
[KIBG-73] 1,389円+税
・『パンパカパンツ うたとおはなし「トイレ・はみがきパンパカパンツ」』
[KIBG-74] 1,389円+税
・『パンパカパンツ うたとおはなし「パンツたいそうパンパカパンツ」』
[KIBG-75] 1,389円+税
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