2016/09/26
キュウソネコカミ、パスピエ、androp、夜の本気ダンスという豪華な4組が、2016年9月23日に新木場・STUDIO COASTにて行われたライブイベント【“THE KINGS PLACE” LIVE Vol.11】で対バン。ゲストヴォーカルとしてKEYTALKの巨匠(寺中友将)と義勝(首藤義勝)も登場した。
J-WAVEの番組『THE KINGS PLACE』発のライブイベントとして、今回で11回目を迎えた【THE KINGS PLACE】。トップバッターを飾ったのは、2012年の番組開始当初にナビゲーターを務めていたandrop。まずは「Yeah! Yeah! Yeah!」で会場をフルテンションまで引き上げると、次に演奏した「One」では、会場全体で「ラ・ラ・ラ~♪」の大合唱。新曲「Sunny day」から「Run」「Voice」まで5曲を立て続けると、内澤崇仁(vo,g)が「本当に奇跡的な場所だと思っています」と今回のライブへの想いを語った。その後「『THE KINGS PLACE』に贈る」と演奏されたラストは「Hana」。ライブならではの荒々しく歪んだコードのストロークから始まったが、美しいバラードに会場全体がandropの世界に包み込まれているかのようだった。
2組目にスペシャルアクトとして登場したのは、夜の本気ダンス。米田貴紀(vo,g)の「踊れる準備はできてますか!? クレイジーに踊ろうぜ!」の一言から「Crazy Dancer」を演奏し、「WHERE?」では「WHERE! IS!」のかけ声に合わせて観客が飛び跳ねた。鈴鹿秋斗(dr)からは、キュウソネコカミへの番組卒業祝いの賛辞があるのかと思いきや、まさかの対バンアーティストへの“いじり”を披露。そんな夜の本気ダンスも、町田建人(g)がこの日をもってバンドを卒業ということで、町田の愛称“けんけん”が叫ばれる中、「小さいころからの夢、がんばってな」と鼓舞する鈴鹿。場内もその様子に拍手で応え、無言でうなずく町田。ところが拍手が鳴りやむと、鈴鹿は「夢は……海賊、王、やったっけ(笑)?」としっかりいじって締め、「fuckin' so tired」「戦争」と続け、去り際には月曜の『THE KINGS PLACE』ナビゲーターの後任を担当することを発表した。
3組目に登場したのはパスピエ。「パスピエでーす!!」と大胡田なつき(vo)がよく通る高い声で宣言し「MATATABISTEP」「つくり囃子」「はいからさん」とたたみかけ、MCへ。「キュウソなんちゃらとかいうバンドが、卒業を迎えるということで、ここまでの3組は壮大なる前座、ということでございます」と成田ハネダ(key)が独特の口調で切り出し、会場の笑いを誘った。また、新曲「メーデー」の告知をしっかりはさみつつ、「永すぎた春」「チャイナタウン」「ハイパーリアリスト」の3曲で魅せたパスピエ。最後の最後には成田がキュウソネコカミの「ファントムヴァイブレーション」の一節を演奏してみせた。
そしてトリとなる4組目に本日の主役、キュウソネコカミが登場。リハーサルを終え、「この後、SEかかったらみんなワーってなってね? そしたら俺ら出てきて、それで始めるから!」と言い残して、5人はステージを去ったが、その指示通りにSEからリハーサルの勢いが止まることなく「サギグラファー」「ビビった」「MABOROSHI SUMMER」で本番が始まった。3曲目、KEYTALK「MABOROSHI SUMMER」の途中からは、KEYTALKの巨匠と義勝がゲストヴォーカルとして登場。続くサザンオールスターズのカバー「勝手にシンドバッド」でもコラボした彼ら。「今日一番の“キャー”を出しやがって」と会場の黄色い声援をヤマサキセイヤ(vo,g)が妬みながらも、7人の息がぴったりあったライブを披露。「DQNなりたい、40代で死にたい」「ブルース」「わかってんだよ」「ハッピーポンコツ」、アンコールの「ウィーワーインディーズバンド!!」から「良いDJ」まで、10曲をやりきり、キュウソネコカミの番組卒業ライブは大盛況のなか幕を閉じた。
◎J-WAVE【“THE KINGS PLACE” LIVE Vol.11】
2016年9月23日(金)新木場・STUDIO COAST
OPEN 17:15 / START 18:00
出演アーティスト:キュウソネコカミ、パスピエ、androp、(SPECIAL ACT 夜の本気ダンス)
ゲスト出演: KEYTALK 巨匠&首藤義勝
主催: J-WAVE
企画制作: J-WAVE MUSIC/VINTAGE ROCK std.
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