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2016/09/07

【米ビルボード・ソング・チャート】ザ・チェインスモーカーズ&ホールジー3週目のNo.1に、渦中のクリス・ブラウンの新曲も初登場

 ザ・チェインスモーカーズfeat.ホールジーの「クローサー」が3週目の首位を獲得した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 2016年8月28日に開催された【MTV ビデオ・ミュージック・アワード】に、フィーチャリング・ゲストのホールジーとパフォーマンスを披露したことを受け、各ポイントをさらに伸ばして3週目の首位をマークした「クローサー」。

 この曲が話題になっているのはその他にも理由があり、米コロラド州出身の4人組ロックバンド、ザ・フレイのデビュー曲「オーヴァー・マイ・ヘッド」(2005年最高位8位)のパクりではないか?という盗作報道が浮上し、結果、フレイの楽曲を担当した作者が、「クローサー」のライターとしてクレジットされることになったという騒動。無事和解に至ったのだが、世界的にヒットした楽曲だけに、この曲を選んだというのはやや不可解である。

 【MTVビデオ・ミュージック・アワード】に出演したアーティストの楽曲では、先週の11位から10位に再浮上した、リアーナの「ニーデド・ミー」や、31位に初登場した、アリアナ・グランデの新曲「サイド・トゥ・サイド」、95位にデビューした、アレッシア・カーラの「スカーズ・トゥ・ユア・ビューティフル」などがランクアップしている。8冠を制したビヨンセの「ソーリー」は62位とソング・チャートでは伸び悩んだが、アルバム『レモネード』は、先週の13位から7位へ、再びTOP10入りを果たしている。

 また、同アワードで見事なパフォーマンスを披露した、ブリトニー・スピアーズの「メイク・ミー」は、先週の58位から17位へ、一気に巻き返しを図った。この曲が収録された新作『グローリー』は、今週のアルバム・チャートで3位にデビューを果たしたが、首位獲得が期待されていただけに、ファンにとっては残念な結果となった。

 そのブリトニー・スピアーズを破り、アルバム・チャートで2位に初登場した、フロリダ・ジョージア・ラインの新作『ディグ・ユア・ルーツ』からは、大ヒット曲「H.O.L.Y.」(今週34位)に続き、56位に新曲「明・ウィー・オール」がデビューしている。

 71位には、8月30日に女性に銃口を向けたとして威嚇容疑で逮捕された、クリス・ブラウンの新曲「グラス・エイント・グリーナー」が初登場。こういった事件を受けても、エアプレイや動画視聴などが制限されないのが、アメリカと日本の大きな違いである。

Text:本家一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、8日22時以降となります。

◎【Hot100】トップ10
1位「クローサー」ザ・チェインスモーカーズ feat.ホールジー
2位「コールド・ウォーター」メジャー・レイザーfeat.ジャスティン・ビーバー&ムー
3位「ヒーゼンズ」トゥエンティ・ワン・パイロッツ
4位「チープ・スリルズ」シーア feat.ショーン・ポール
5位「ドント・レット・ミー・ダウン feat.ダヤ」ザ・チェインスモーカーズ
6位「ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー feat.リアーナ」カルヴィン・ハリス
7位「ライド」トウェンティ・ワン・パイロッツ
8位「トリート・ユー・ベター」ショーン・メンデス
9位「ワン・ダンス」ドレイク
10位「ニーデド・ミー」リアーナ

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