2016/09/06
ブルース・スプリングスティーンが、7年の歳月を掛けて執筆した初の自伝『ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝』が、2016年9月27日に全世界同時発売となることが正式に発表され、自伝について初めて本人が語る動画も公開となった。
『ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝』の日本版は上・下巻2巻に分かれての発売となる。ニュージャージーでの子供時代、エルヴィス・プレスリーから受けた衝撃、バー・バンドのキングとして君臨した若き日々、Eストリート・バンドの黎明期、プライベートな苦悩、そして「明日なき暴走」「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」等の名曲誕生秘話が赤裸々に明かされる一冊。音楽史に残る、決定版の自伝となるだろう。
自伝を書くきっかけについて、動画ではこう語っている。
「きっかけは2009年のスーパーボウル出演に際してウェブサイトにエッセイを寄稿することになったことだった。文を書くのに向いている“声”を持っている気がしたので、もう少し書いてみようと思ったんだ。特に出版を目論んでいた訳ではなかったが、2~3週間書いてみたところでなかなかいい感じと思ったので7年くらいゆっくり書いた。(本を書く)プロセスは作曲に似ている。最初書いてみたところで、そこから何か発展させられるものがあるか考え、あればその箇所に立ち戻って手を加える。すんなり思い浮かんだものもあるが、一番大変だったのは現在のこと。今一緒にいる人たちのことを書くのは難しい。過去のことを書くほうが自由がある。いずれにせよしかるべき“声”が必要なんだ」
自伝本連動の音楽自叙伝『チャプター・アンド・ヴァース』もスプリングスティーンの67回目の誕生日となる2016年9月23日に発売となる。今作はデビュー前の貴重な完全未発表音源を5曲を含む、スプリングスティーン自身が自伝の流れに沿って、自らの歴史の中での重要作、ターニングポイントとなった作品を選曲したもの。「コンパニオン・アルバム」(自伝の音楽による手引)とも呼ばれており、彼の“人生のサウンドトラック”的な内容になっている。
◎自伝について、本人コメント動画
https://youtu.be/UOXz2jQogKE
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