2016/08/23
バズ・ラーマン最新作、Netflixオリジナルドラマ『ゲットダウン』のスペシャルイベントが、8月22日 ラフォーレミュージアム原宿で開催された。
本イベントには『ゲットダウン』ジャパンアンバサダーのEXILE USAと、ジャパニーズヒップホップミュージックのパイオニアであるスチャダラパーと高木完を招き、MCのいとうせいこうがリードする中、『ゲットダウン』の魅力と、ニューヨークで誕生したポップカルチャーであるヒップホップについて熱いトークが行われた。
USAは「ぼくの原点であるヒップホップの面白さが詰まっているこの作品の良さを日本のみんなに伝えていきたくて、今日はここに来ました」と挨拶。さっそく作品について高木完は「ドラマ全6話見たけど、面白かった! こういうのっていい加減なものもあるけど、これはまったく嘘がない、リアルなドラマ」と開口一番に太鼓判を押した。スチャダラパーのBoseは「ドラマに登場するDJの“シャオリン”はカンフーを真似るダンスを取り入れるなど、ストーリー運びもまるで漫画を見ているような面白い表現を取り入れている」と、ヒップホップを題材にしたドラマでもバズ・ラーマン監督らしいエンターテイメント性に注目。
さらに『ゲットダウン』のダンスに関するトークになると、この作品の振り付け師兼アソシエイトプロデューサーとしてダンスを監修したRich&Toneタローガ兄弟と本作について対談したUSAは「どうやって今回の振り付けをしたのか、昔の映像を集めて勉強したのかって聞いたら、それだけではなく、当時踊っていた人々に直接会いに行って、当時の動きを教えてもらったらしいです」と、この作品にかける制作チームのリサーチ力に脱帽した様子で語った。ここで、いとうせいこうをはじめ登壇者の皆から「ぜひ、USAに続きのストーリーに登場してほしい! 謎の東洋人ダンサーみたいな感じで、画面に見切れたりして」とドラマ出演を懇願されるとUSAは照れ笑いしながらも「ぜひ、お願いします!」と語った。
続けていとうせいこうは「女の子のファッションにも注目! 当時を再現しつつも、いまでも可愛く、カッコよく、新鮮に見えるのが素晴らしい」と話すと、USAは「あれは、バズ・ラーマン監督の奥さんのキャサリン・マーティンがプロダクション・デザイナーとして監修しているんです」と、ジャパンアンバサダーとして解説し、一同は納得。アカデミー賞受賞者でもあるキャサリン・マーティンも携わるきらびやかな世界も注目だと頷いていた。また、「作品の中にでてくるラップの日本語訳がすばらしい」と感動していたのはスチャダラパーのSHINCO。ANIとともに「ラップの言葉遊びは訳すのが難しいはずなのに、それを何か国語にも翻訳して、全世界に配信したなんてNetflixのスタッフさん、エライ!!」と世界190カ国に同時配信するNetflixの翻訳技術力にも触れるなど、トークはだんだんとヒートアップ。「トーク内容が熱すぎて、誰もついて来れないよ!(笑)」と、MCのいとうせいこうにたしなめられる一幕も。
また、先日ニューヨークで行われた『ゲットダウン』ワールドプレミアにも参加した、世界で活躍する日本人DJ SARASAが登場。プレミアで、本作にも登場する伝説のDJで、本作のアソシエイトプロデューサーであるグランドマスター・フラッシュが「70年代当時の記録を残していなかったことを後悔している。この作品を通じて当時の様子を世界に伝えられたら嬉しい」と語っていたことを紹介。バズ・ラーマン監督も「Hip Hopが生まれたきっかけが気になってグランドマスター・フラッシュに会いにニューヨークに行ったら、本作が完成するまでニューヨークを出られなくなったんだ(笑)」と話していたことを紹介し、『ゲットダウン』は当時活躍した数々の伝説的なアーティストと協力して作り上げられたことを説明した。
フォトセッションでは、まるで新しいHip Hopグループが誕生したかのように全員で『ゲットダウン』ポーズを決めて、本イベントは大盛況のうちに終了した。
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