2016/08/20
毎週のようにチャート上位に上ってくる数々のガールズグループ。大人数の女性が歌って踊る集団がチャートを賑わせること自体はもはや定番となってしまったが、今週はさらに激戦!Hot100の上位20位のうち、半数近くがガールズグループなのだ。
そんな中、トップへ踊り出たのが欅坂46の「世界には愛しかない」(【表1】)。テレビ東京系ドラマ『徳山大五郎を誰が殺したか?』の主題歌であり、彼女たちが主演するということでも話題だ。まさに大型タイアップといってもいいだろう。しかし、チャート対策でもっとも効果的だったのが、ミュージックビデオ。公開と同時に動画閲覧数が7/25付で一気に15位までアップ(赤のグラフ)。それと同時にツイッターでのつぶやき指数も同様に5位まで上昇した(水色のグラフ)。ツイッターはそのまま平行線をたどり、その後はラジオのオンエアで指数を稼ぎつつ(緑のグラフ)、この発売週で一気に1位を決め込んだというわけだ。話題の途切れない状態をキープしたのが、彼女たちの勝因といえるだろう。
惜しくも2位になったのが、E-girlsの「Pink Champagne」(【表2】)。7/20にリリースされた「E.G. summer RIDER」から20日あまりちう短いタームでのリリースということが上位に食い込んだ理由であり、同時に欅坂46との勝負の敗因だったかもしれない。いずれにせよ、動画再生数(赤のグラフ)もツイッター指数(水色のグラフ)も、不安定な動きを見せているため、発売週での瞬発力が少々足りなかったようだ。とはいえ、前作以上のセールスを記録していることもあり、まだまだ粘る可能性もある。他のガールズグループとの動きも含めて、今後の動向に注目したい。text by 栗本斉
表1:欅坂46「世界には愛しかない」
表2: E-girls「Pink Champagne」
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