2016/08/18
レキシが2016年6月22日にリリースした5thアルバム『Vキシ』を引っ提げ、7月1日から開催していた全国ツアー【遺跡、忘れてませんか?】。8月17日には日本武道館で最終公演が行われ、松たか子、八嶋智人、チャットモンチーら豪華ゲストも出演した。
武道館のステージには、ツアータイトルの通り、アフロヘアとヒゲスタイルの高さ4メートルを超える巨大な仏像が中央に鎮座していた。1曲目は今作アルバムでもオープニングを飾る「牛シャウト!」。ゲストに忍者の衣装をまとったレキシネーム “シャカッチ”ことハナレグミがゲストとして登場した。続いて定番の「大奥~ラビリンス~」、前作アルバム収録曲「年貢 for you」を披露。ステージから俵を取り出すと、曲とともに客席で俵リレーを開始させたが、間奏で俵がまだ客席の前方にあるのを確認すると、曲を延ばして俵が少しでも多くの人に行き渡るようアドリブで曲を長くしていくなど、レキシらしいパフォーマンスも見られた。
7曲目の「KMTR645」(読み:カマタリロクヨンゴ)(https://youtu.be/I2eYzfyDdHs)では、仏像の中から“ネコカミノカマタリ”ことキュウソネコカミが現れたが、ほかのメンバーが袴姿の中、ヤマサキ セイヤ(vo,g)はイルカの着ぐるみで登場。曲前にトークなどでたっぷりと盛り上がったあと、疾走感あふれるロックナンバーで会場を沸かした。
続いては、昨年シングルでリリースされた「SHIKIBU」を9曲目に披露。こちらも同作品に参加した“阿波の踊り子”ことチャットモンチーがレキシと同じ十二単風衣装をまとい登場し、さらに同曲のミュージックビデオに出演している“劇団シキブ”こと俳優の八嶋智人もシークレットで登場し、ダンスで会場を盛り上げた。
ライブ本編のラストから2曲目、「最後の将軍」(https://youtu.be/DzQliZzLjqI)のイントロが始まると、御題所様風の衣装に身を包んだ“森の石松さん”こと松たか子が登場。レキシとともに「最後の将軍」を熱唱し、圧倒的なヴォーカル力でオーディエンスを魅了した。さらには本編最後の曲となる「きらきら武士」にも参加し、最高の盛り上がりで本編を締めくくった。
アンコールの幕開けでは、アニメ「一休さん」の音楽に乗って、一休さん風の衣装に身を包んだレキシとバンドメンバーがラインダンスを披露。続いて今作アルバム収録の「一休さんに相談だ」をしんみりと歌い上げると、ステージ下手から屏風が登場。ここで将軍様に扮した八嶋智人が再び登場し、一休さんの名シーン「屏風の虎をだす」寸劇が繰り広げられた。その後、代表曲「狩りから稲作へ」を披露し、再び流れた「KMTR645」のイントロを合図に今回の出演者全員がステージに登場し、3時間を超えるこの日のライブは大盛況で幕となった。
Photo by 田中聖太郎
◎ツアー【レキシツアー 遺跡、忘れてませんか?~大きな仏像の下で~】
8月17日(水) 東京・日本武道館公演
<バンドメンバー>
Gt:健介さん格さん(奥田健介 from NONA REEVES)
Piano&Cho:元気出せ!遣唐使(渡和久 from 風味堂)
Ba:ヒロ出島(山口寛雄)
Dr:伊藤に行くならヒロブミ(伊藤大地)
Sax&Flute:TAKE島流し (武嶋 聡)
Trumpet:元妹子(村上基 from 在日ファンク)
Guest:森の石松さん(松たか子)、阿波の踊り子(チャットモンチ―)、ネコカミノカマタリ(キュウソネコカミ)、
シャカッチ(ハナレグミ)、劇団シキブ(八嶋智人)、やついいちろう
<SET LIST>
M-1 牛シャウト!
M-2 大奥~ラビリンス~
M-3 年貢 for you
M-4 Let’s 忍者
M-5 古墳へGO!
M-6 やぶさめの馬
M-7 KMTR645
M-8 寺子屋FUNK
M-9 SHIKIBU
M-10 salt & stone
M-11 最後の将軍
M-12 きらきら武士
-アンコール-
M-13 一休さんに相談だ
M-14 狩りから稲作へ
M-15 KMTR645
◎5thアルバム『Vキシ』
2016/06/22 RELEASE
[D+DVD]IZL-997 / 3,800円+税
[CD]VICL-64586 / 3,000円+税
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