2016/08/08
ヘヴィメタル界のアイコン的シンガー、故ロニー・ジェイムス・ディオが8月6日、ドイツで行われたメタルフェスティバル【ヴァッケン・オープン・エア(Wacken Open Air)】のステージにホログラムとなって登場した。このサプライズ出演はホログラム制作会社“Eyellusion”の制作によるものだ。舞台となった同巨大メタルフェスでは、Iron Maiden、Ministry、Testament、Bullet For My Valentine、Dio Disciplesなどをフィーチャーし、およそ7万5,000人のファンを集めた。
ロニー・ジェイムス・ディオは2010年に胃がんのためこの世を去った。67歳だった。Dio Disciplesは彼のバンド、Dioのメンバーにより結成されている。
ロニーの妻でDio Disciplesのマネージャーを務めるウェンディ・ディオが、Eyellusionのチームと提携した形だ。ステートメントにて、「ロニーがホログラムとなって自身のバンドとパフォーマンスしているのを初めて見たとき、私は目と耳を疑いました……。我々は実際にロニーをステージに復活させることができ、彼の音楽と思い出が生き続けるのです」と語っている。
ロニーのボーカルをフィーチャーしたホログラムがヴァッケンのステージで初披露された一方、2017年には世界ツアーを行う計画があることも発表された。
Dio Disciplesのリードギタリスト、クレイグ・ゴールディは「ロニーを、そして彼のライブ・パフォーマンスがもたらす唯一無二の特別なエレメントを失い、どれだけ多くのファンが悲しんでいるか我々は知っている。ヴァッケンで彼のファンのために何かマジックのようなものを再現できるのは素晴らしいことだった。ロニーは長年、いつだってファンにお返しする手段としてライブ・ステージに力を注いでいた。この最新パフォーマンスで我々が志したものはまさにソレだ。我々はこの素晴らしいライブ形態で来年ツアーに出る。この体験を彼のファンはおろか、新しい世代にも届けられることが待ちきれない」などと話している。
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