2016/07/06
ドレイクの『ヴューズ』が、今週も10万枚を突破し、通算9週目の首位を死守した、米ビルボード・アルバム・チャート。
週間セールス11万枚を突破し、5月のデビューから9週目のNo.1をマークしている、ドレイクの『ヴューズ』。先行シングル「ワン・ダンス」もソング・チャートで8週目の首位をマークし、アルバムからは8曲が100以内にランクインしている。次週、10週目の首位を狙いたいドレイクだが、R&B界の絶対王者、マックスウェルの新作『ブラック“サマーズ”ナイト』(7月1日発売)に阻止される可能性が高くなっている。
2位に再浮上した、ビヨンセの6thアルバム『レモネード』も依然として強い。アルバムからの2ndシングル「ソーリー」が今週26位までランクアップし、この曲のヒットもアルバムのセールスに貢献している。また、7月6日に『レモネード』の国内盤が遂にリリースされ、日本でも今後ヒットが期待できる。
3位に初登場したのは、アヴェット・ブラザーズの新作『トゥルー・サッドネス』。ノースカロライナ州出身のフォーク・ロック・バンドで、本作は2013年リリースの8thアルバム『マグピー・アンド・ザ・ダンデライオン』からおよそ3年ぶり、通算9作目のアルバムで、最高位4位をマークした、7thアルバム『ザ・カーペンター』を超える、自身最高位を更新した。フォーク・チャートでは3作目の首位デビューを果たしている。
5位のリアーナや7位に浮上したアデル、10位のメーガン・トレイナー、14位のシーアなどは、シングル曲のヒットにより、アルバム・チャートでも数字を伸ばしている。31位から16位へランクアップしたカニエ・ウェストや、26位から19位に浮上したフィフス・ハーモニーも、今週のソング・チャートで、新曲が上昇している。一方、ソング・チャートでシングル曲がランクインしていない、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(2位から9位)や、レディオヘッド(5位から23位)などは、先週の初登場から一気に順位を落としている。これが、昨今のアルバム・チャートの傾向といえるだろう。
Text:本家一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、6日22時以降となります。
◎【Hot200】トップ10
1位『ヴューズ』ドレイク
2位『レモネード』ビヨンセ
3位『トゥルー・サッドネス』アヴェット・ブラザーズ
4位『ブラーリーフェイス』トウェンティ・ワン・パイロッツ
5位『アンチ』リアーナ
6位『ハミルトン:アメリカン・ミュージカル』
7位『25』アデル
8位『エピックAF』
9位『ザ・ゲッタウェイ』レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
10位『サンキュー』メーガン・トレイナー
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