2016/07/06 12:00
アルバム『ヴューズ』と共に、今週もドレイクのシングル「ワン・ダンス」が8週目の首位をマークした、米ビルボード・ソング・チャート。
5月、6月のチャートを独占し、7月に入ってからも首位の座に居座る、ドレイクの「ワン・ダンス」。アルバム『ヴューズ』からは、「コントローラ」が19位まで浮上し、2曲目のTOP10入りを狙う。また、リアーナと再タッグを組んだ「ワーク」(9週首位)が20位、「トゥー・グッド」が27位に停滞中、ドレイクをゲストに招いた、DJ・キャレドの新曲「フォー・フリー」が33位から22位にジャンプアップし、“ヒットソングにドレイクあり”という、大活躍をみせている。100位内には、今週もドレイク関連の楽曲が11曲ランクイン中、アルバム『ヴューズ』は、今週で9週目のNo.1をマークしている。
2016年上半期だけで900万枚を売り上げた、アデルの3rdアルバム『25』が、先週の12位から7位へ、再びTOP10入りをはたしたが、その要因として、アルバムからの3rdシングル「センド・マイ・ラヴ(トゥ・ユア・ニュー・ラヴァー)」が、今週のソング・チャートで13位まで浮上したことがあげられる。昨年の11月から10週のNo.1をマークした「ハロー」に続き、2曲目のTOP10入りを狙うこの曲は、5月16日にリリースされ、デジタル・セールス、エアプレイ共に好調。花柄のワンピースで舞うように歌う、幻想的なビデオが話題をよび、公開1か月で1億回の視聴回数を記録した。
今週10位にランクインしている、フィフス・ハーモニーの「ワーク・フロム・ホーム」に続き、2ndアルバム『7/27』からの2ndシングル「オール・イン・マイ・ヘッド(フレックス」が、先週の78位から40位に急上昇。昨年大ブレイクを果たした、新星ラッパー、フェティ・ワップをゲストに招いた最新のR&Bトラックで、6月23日に公開されたビデオの視聴回数が3000万回を突破し、ストリーミング・ポイントの上昇によりランクアップを果たした。レゲエ調の夏らしいナンバーで、ビデオでも5人が水着でビーチを駆け巡るシーンが印象的。これからのシーズンにもピッタリで、次週も順位を伸ばしてくるのではないかと予想する。
セレブに扮した12人が、全裸でベッドに横たわるビデオが物議を醸している、カニエ・ウェストの新曲「フェイマス」は、話題性とは対照的に数字が伸び悩み、視聴回数は500万回前後で停滞、今週のソング・チャートでも71位どまりと大きな反響はなく、迷走している様子が伺える。
Text:本家一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、8日22時以降となります。
◎【Hot100】トップ10
1位「ワン・ダンス」ドレイク
2位「キャント・ストップ・ザ・フィーリング」ジャスティン・ティンバーレイク
3位「ドント・レット・ミー・ダウン」ザ・チェインスモーカーズ
4位「パンダ」デザイナー
5位「ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー feat.リアーナ」カルヴィン・ハリス
6位「チープ・スリルズ」シーア feat.ショーン・ポール
7位「ニーデド・ミー」リアーナ
8位「ドント・マインド」ケント・ジョーンズ
9位「ライド」トウェンティ・ワン・パイロッツ
10位「ワーク・フロム・ホーム feat.タイ・ダラー・サイン」フィフス・ハーモニー
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