2016/06/25 13:00
6月21日、神戸・横尾忠則現代美術館(「横尾忠則展 わたしのポップと戦争」開催中)において、玉置浩二がスペシャルライブを開催した。世界的美術家、横尾忠則によるアートが導く舞台が、想像を超える玉置浩二の音世界へとアートファンを誘った。
「横尾先生の作品には、昔に自分が見たような景色が描かれている。」と語る玉置浩二。本公演のきっかけとなったのは昨年5月、東京・成城の横尾忠則アトリエに玉置夫妻が来訪し、オーケストラとの公演のメインビジュアルを依頼、そして、二人のアーティストによる今回のコラボレーションが実現した。
美術館という空間での演奏。玉置浩二の長いキャリアにおいても、初めての試みとなった。 “超プラチナチケット”を幸運にも獲得した、ロビーを埋める200人の観客。六甲の山並みにが夜の闇に染まる中、一夜限りのスペシャルライブへの期待に胸を膨らませる。
横尾忠則デザインによるポスターを敷き詰めた舞台を背景に、玉置浩二が登壇、DJ1,2が紡ぎだすたおやかな音の海の中で、ギター1本を持ち、歌い始める。今回の選曲は、玉置にとってのポップと戦争。「青いなす畑」「MR.LONELY」と、館内に響き渡る歌声は、聞き入るものを瞬く間に虜に。横尾忠則の作品を鑑賞した後でのライブとあって「(会場と歌が)すごく合ってる。歌うべくして歌ってる」と玉置。続く「忘れじ君の面影」では、アドリブを加えた引き語りを披露。「ぼくらは」「泣きたいよ」と、絶妙のフェイクを入れながら熱唱、オールスタンディングの観客は、間近で体験する玉置浩二の世界に酔いしれた。
そして「田園」。玉置自身が手を叩きながら、観客をあおり、スローなテンポで始まった曲が観客の拍手と共に、だんだんと熱を増していく。赤と青の横尾デザインポスターの前で歌う玉置の姿に、美術と音楽の融合した新しいステージが誕生した夜となった。「横尾先生のエネルギー、最高です。」と玉置浩二、横尾アートに包まれたステージで、最終曲の「メロディー」を、圧倒的なロングトーンで歌い終わった。その時、一夜の夢のライブを共有したすべての人間が、深い感動の中、玉置へと熱狂的な拍手を惜しまなかった。
なお、6月26日にはテレビ東京および大阪にて特別番組『玉置浩二 33年目の新境地~フルオーケストラと夢の競演~』の放送も決定した。
◎横尾忠則現代美術館 6月21日 玉置浩二ミニライブ映像(神戸新聞NEXT)
http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/201606/0009209839.shtml
◎番組情報
『玉置浩二 33年目の新境地~フルオーケストラと夢の競演~』放送決定
2016年6月26日(日)
テレビ東京にて 26:35~
テレビ大阪にて 26:15~
◎公演情報
【玉置浩二 プレミアム・シンフォニック・コンサート -21st CENTURY RENAISSANCE-】
2016年7月7日(木) 大阪・フェスティバルホール ※七夕スペシャルプログラム
大友直人指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団
2016年7月11日(月)、27日(水) 埼玉・大宮ソニックシティ
大友直人指揮 東京フィルハーモニー交響楽団
2016年7月14日(木) 北海道・ニトリ文化ホール
栁澤寿男指揮 札幌交響楽団
2016年7月21日(木) 福岡・福岡シンフォニーホール(アクロス福岡)
栁澤寿男指揮 九州交響楽団
2016年7月29日(金) 愛知・芸術劇場大ホール ※特別公演
西本智実指揮 イルミナートフィルハーモニーオーケストラ
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