2016/06/07
32年にわたってパーキンソン病と闘い、6月3日に74歳でこの世を去ったプロボクシング元世界ヘビー級チャンピオンのモハメド・アリに対し、俳優でラッパーのウィル・スミスが感動的な追悼コメントをフェイスブックに投稿した。ハリウッド・リポーターが伝えている。
スミスは「あなたは世界を揺るがした! 僕の師、そして僕の友。あなたは僕の人生を変えた。どうぞ安らかに」と綴り、一緒に撮った写真を掲載している。
モハメド・アリの半生を描いたマイケル・マン監督の映画『ALI アリ』(2001年)に主演し、アカデミー賞にノミネートされたスミスは、2001年当時、アリとオプラ・ウィンフリーのトーク番組で同映画について話した。
スミスによる“自身”の演技についてオプラから訊ねられたアリは、「彼には驚かされたよ」と返答。一方、スミスはアリと心を通じ合わせることについて、「最高だった。チャンピオンが僕を見て、よくやったと認めてくれた。僕はできる限りのことを必死にやったのさ」と話した。
また、ウィル・スミスは昨年、スポーツ・イラストレイテッド誌【スポーツパーソン・オブ・ザ・イヤー】のディナーの席で、ゴルファーのジャック・ニクラスに“モハメド・アリ・レガシー賞”を贈呈。スピーチでアリを称えた。
「しかしながら、モハメド・アリのレガシーを考えたとき、思いつくのはリング上の功績ではない。僕は2年近くの間、カシアス・クレイからモハメド・アリに名前を変えて世界を揺るがせた男に変身した。このことが俳優としての僕の演技を素晴らしいものにしたんだ。(役柄で)1回につき4、5か月間は他人の人生を身にまとうのだけど、僕はモハメド・アリの偉大さをまとった。彼の魂を学び、感じ、それになり切ったんだ。イスラムの基盤、イスラムへの彼の強い信仰心、そして彼の生活から、崇高に歩むその道筋に残し続ける美しい足跡までをね」と話した。
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