カントリー・シンガーのWYNONNA JUDDがBillboard.comに語ったところよると、彼女が母親のNAOMI JUDDと共に組んでいたデュオTHE JUDDSが、来年にも本格的に活動を再開する可能性が高まっているようだ。

WYNONNAは、「まだ具体的に決定したことはないけれど、母とは話を進めている最中よ。数週間前、2010年がTHE JUDDS結成から25周年になるということが脳裏をよぎり、母が復活するには最良の年になると思った。彼女は来年1月に64歳になるし、丸々1年働かなくても、再び音楽活動をすることで母を祝福したいと感じてるの」と、再始動に関するコメントをしている。

2010年のTHE JUDDS本格復活のシナリオは、ナッシュヴィルで開催された今年のCMA MUSIC FESTIVALでのパフォーマンスが大きな後押しになったようだ。WYNONNAによると、この際ステージに立った2人に対する会場の反応は凄かったそうで、「とにかく大観衆だったわ。私たちは集まった5万人のファンのために歌い、彼らも私たちに向かって歌い返してくれた。本当に素晴らしい瞬間だったわ。フェスティバルを終えて家に向かう車の中で、私は自分たちがやってきた音楽や支えてくれたファンに対して本当に有難いと感じたし、THE JUDDSを愛する人たちは決して消えることはないんだと実感したわ。だからやるなら今しかない、そう思ったの」と語っている。

ライヴに定評があるTHE JUDDSゆえにアルバム・レコーディングに関しては具体的な予定は立てていないそうだが、WYNONNAが毎年行っている“A CLASSIC CHRISTMAS TOUR”の来年度のツアーに、NAOMIを呼ぶことを検討しているそうだ。今年のツアーは今月28日からペンシルヴァニアのハーシーを皮切りにスタートするが、「来年のツアーのことはすでに頭の中にあって、これから1年かけてプランを練っていくつもりよ」と語っている。