2016/04/29
厚生労働省 肝炎総合対策推進国民運動事業の「知って、肝炎プロジェクト」は、4月28日に肝炎対策大使授与式を開催。小室哲哉が新たに肝炎対策大使となり、7月28日の「世界肝炎デー」に向けてテーマソングを制作することが発表された。
肝炎は世界で5億人以上が感染していると言われており、健康に対し驚くべき損害をもたらすにも関わらず、いまだに認知度が低く、多くが診断されず治療も施されていない疾患。肝炎総合対策推進国民運動事業「知って、肝炎」プロジェクトは、2012年より、肝炎に関する知識、肝炎ウイルス検査の必要性を分かりやすく伝え、あらゆる国民が肝炎の正しい知識を持ち、早期発見・早期治療に向けて自ら積極的に行動していくことを目的として実施/活動している。
当日は、塩崎恭久厚生労働大臣の挨拶から開会し、「国民の健康維持のためにも、厚生労働省をあげて『知って、肝炎プロジェクト』を進めていきたい。」とコメント。続いて、当プロジェクトの特別参与を務める杉良太郎より「ご協力をいただいているスペシャルサポーターの皆様、お一人お一人が熱心に、プライドを持って活動に取り組んでくださっていることに感謝しています。今年は5年目という節目の年でもあるので、少ない予算でも効果・成果があがるよう昨年以上に取り組んでいきたいと思っている。」と挨拶した。
そして、新たに肝炎対策大使となる小室哲哉が登壇し、杉特別参与より任命書の授与が行われ、小室は「機会があった際には、検査や治療の重要性を伝えられるよう、自分自身が肝炎経験者ということも活かしつつ、積極的に活動したいと思います。」と就任への決意を語った。また、あわせて、今夏7月28日の「世界肝炎デー」に向け、小室によるテーマソングが制作されることも発表された。
さらに、スペシャルサポーターである石田純一と上原多香子も登場し、杉特別参与、小室とともに当プロジェクトの活動への抱負を語った。今後も当プロジェクトでは、肝炎の知識や検査の必要性を知ってもらうことを目指し、啓発活動を行っていく。
◎登壇者コメント
・厚生労働省 塩崎恭久大臣
小室さんに大使になって頂けたことは本当に心強いです。「知って、肝炎プロジェクト」を通して、全国の皆様方に、肝炎の怖さと検査と治療の重要性を知って頂きたいです。啓発活動を進めて頂けることは大変ありがたいことなので、厚生労働省をあげて、国民の健康維持のためにこれまで以上に頑張っていきたいと思います。
・厚生労働省 肝炎総合対策 推進国民運動 杉良太郎特別参与
日本では“ボランティア”や“人のお世話をすること”がなかなか理解されない時代がありました。まして、芸能界の人達をはじめ、忙しい方々はそのための時間を作ることが難しい。それでも、大使、スペシャルサポーターの方々のように積極的にこのような命にかかわる活動に取り組んでくださっているのは尊いこと、これがボランティア精神だと思います。これまで大使、スペシャルサポーターの方々には日本全国に啓蒙活動に行っていただいておりますが、今年は1つ県を対象に集中的に対策を行い、その県から肝炎患者をなくすことも目標の1つとしたい。大使、サポーターの方々とともに今年も“命に関わること”ということをしっかりと胸にとどめ、一生懸命取り組んでいきます。
・厚生労働省 肝炎総合対策推進 国民運動 小室哲哉肝炎対策大使
肝炎対策大使に任命頂き、非常に光栄に思っております。自分自身が肝炎患者の経験者ということも活かしつつ、対策大使としての日々の活動に積極的に参加し、肝炎の啓発に協力していきたいと思います。また、テーマソングを作ることによって、楽曲を通して、検査促進のお役に立てればと思います。
・スペシャルサポーター 上原 多香子
小室さんに参加して頂けるということで非常に嬉しいです。自分と同世代の女性にも興味をもってもらえるように今後も活動していきたいと思います。まずは検査を受けて頂いて、ご家族やご友人にも教えてもらいたいと思っております。
・スペシャルサポーター石田 純一
小室さんをスペシャルサポーターに迎えることが出来て心強いです。スペシャルサポーターとしても、これまで以上に強力なサポートが出来るのではないかと思います。子供が生まれたタイミングなので、子供達の肝炎を防いでいくためにも、勉強して子供を守るための活動も行っていきたいです。
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