Billboard JAPAN


NEWS

2016/04/19 18:30

8年ぶりに全米TOP10入りしたガールズ・グループ=フィフス・ハーモニーによる中毒性抜群の「ワーク・フロム・ホーム」(Song Review)

 2015年、「ワース・イット」の大ヒットでブレイクした、フィフス・ハーモニー。全米アルバム・チャートで5位にデビューした、デビュー・アルバム『リフレクション』に続く、2ndアルバム『7/27』が、5月20日に発売されることが決定し、本作からの先行シングル「ワーク・フロム・ホーム」が、最新の米ソング・チャート(4月30日付)で、7位まで上昇するヒットを記録している。

 フィフス・ハーモニーと同時期にデビューした、LA出身のラッパー、タイ・ダラー・サインをゲストに迎えた最新のR&Bトラックで、プロデューサーには、ビヨンセやケイティ・ぺリー、ケシャなどのヒット曲を手掛けた、アモが担当している。ミッドテンポのフロアライクなナンバーで、ラジオやクラブでへヴィプレイされるのも納得の1曲。

 「ワーク、ワーク、ワーク…」と繰り返されるサビが、リアーナの「ワーク」とカブっている?と話題になっていたが、実はこの曲、当初は「ワーク」というタイトルだったそうで、リアーナがこのタイトルでリリースするということを受け、彼女に敬意を表し、タイトルを変更したという噂も浮上している。とはいえ、「二番煎じ」や「パクリ?」という印象は一切なく、フィフス・ハーモニー独自の世界観が確立されている。

 間もなく2億回の視聴回数を記録する公式ビデオは、工事現場でマッチョな男性と絡み合うシーンが印象的で、「仕事なんてしないで2人で愉しみましょう」と歌う内容が、ポップに描かれた内容に仕上がっている。5人の立ち位置も絶妙で、ガールズ・グループらしい映像が楽しめるのがウレシイ。

 全米ソング・チャートで、ガールズ・グループがTOP10入りを果たしたのは、2008年の夏に9位をマークした、プッシーキャット・ドールズの「ホエン・アイ・グロウ・アップ」以来、およそ8年ぶりとなる。フィフス・ハーモニーの大ブレイクをキッカケに、90年代のR&Bシーンのように、ガールズ・グループが再燃してくれれば、ミュージック・シーンはさらに盛り上がるだろう。

Text: 本家 一成

ACCESS RANKING

アクセスランキング

  1. 1

    【ビルボード 2025年 年間Top Lyricists】大森元貴が史上初となる3年連続1位 前年に続き5指標を制する(コメントあり)

  2. 2

    【ビルボード 2025年 年間Artist 100】Mrs. GREEN APPLEが史上初の2連覇を達成(コメントあり)

  3. 3

    【ビルボード 2025年 年間Top Albums Sales】Snow Manがミリオンを2作叩き出し、1位&2位を独占(コメントあり)

  4. 4

    【ビルボード 2025年 年間Top Singles Sales】初週120万枚突破の快挙、INI『THE WINTER MAGIC』が自身初の年間首位(コメントあり)

  5. 5

    <年間チャート首位記念インタビュー>Mrs. GREEN APPLEと振り返る、感謝と愛に溢れた濃厚な2025年 「ライラック」から始まった“思い出の宝庫”

HOT IMAGES

注目の画像