2009/08/11 00:00
メキシコの男女デュオRODRIGO Y GABRIELA が、11組のアーティストに影響を受けた全11曲を収録したセカンド・アルバム『11:11』を9/8にリリースする。
2人は今回、メキシコのイスタパに建てたスタジオで曲作りとレコーディングのほとんどをこなし、作品には自分たちのインストゥルメンタル・ミュージックの最大限に充電されたアコースティック・スタイルにパーカッションとエレクトリック要素を取り入れるという、実験的な試みも実現している。
このアルバムに影響を与えた要素として、メンバーのRODRIGO SANCHEZはJOHN McLAUGHLINが率いるフュージョン・グループSHAKITAの存在を挙げており、さらに最近2人が訪れたインドとスリランカが“東洋と西洋の融合”という概念のサウンド作りに貢献したと語っている。
RODRIGO Y GABRIELAは2006年にセルフ・タイトル・アルバムでデビューを飾り、同作品は304,000枚のセールスを記録。ワールド・ミュージックとフォーク・ロックの世界で大きな成功を収めた。特に、メキシコ・シティーでスラッシュ・メタル・バンドのメンバーとして活躍したのち、閉塞感を覚えて移住したアイルランドでは大きなブレイクを果たした。
以来、彼らはMETALLICAの「ONE」や「ORION」、LED ZEPPELINのクラシック・ナンバー「STAIRWAY TO HEAVEN」など、メタルの楽曲を自分たちなりのアレンジに変えてレパートリーに加えてきた。そして今作『11:11』でもハード・ロックへのオマージュは変わらぬ要素となっており、JIMI HENDRIXに捧げた楽曲「BUSTER VOODOO」を録音したほか、「ATMAN」ではTESTAMENTのALEX SKOLNICKのギター・ソロをフィーチャーしている。そして「LOGOS」とPINK FLOYDにインスパアされたタイトル・トラック「11:11」では、よりレイドバックしたアレンジを施すなど実験的なサウンド作りもしている。
RODRIGO Y GABRIELAは、9/8にリリースするこのニュー・アルバムのサポートのために、9/2のロンドンを皮切りに全米とヨーロッパで劇場と大規模クラブを中心にツアーを行うことになっている。
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