2016/03/23
今週のBillboard JAPAN Top Classical Albumsチャートは、東京フィルハーモニー交響楽団による『20th Anniversary テイルズ オブ オーケストラコンサートアルバム』が2週連続での第1位となった。2015年に東京国際フォーラム・ホールAにて開催された20周年記念コンサートの演奏曲から厳選し、収録したもの。『テイルズオブ』シリーズ20周年記念商品の売れ行きも好調、新作のリリースや発表も絶え間なく行われており、この勢いはしばらく続きそうだ。
4位には2012年に発売されたピエール・アモイヤルの『名器の響き ヴァイオリンの歴史的名器』が初のチャートインを果たした。本作はアマティ、ガルネリウス、ストラディヴァリウスによって製作されたヴァイオリンを用いて1977年に録音されたもの。アモイヤルは演奏家としてだけでなく名教師として知られ、日本でも東京藝大で教鞭をとっている。2002年に弟子をはじめとする国際色豊かな13人の弦楽器奏者たちとローザンヌで結成した弦楽アンサンブル、カメラータ・ド・ローザンヌが2016年7月に初来日が決定。その記念に2013年リリースの2枚が国内盤として本日発売となっており、しばらくアモイヤル関連盤のチャートインが楽しみになりそうだ。
text:yokano
◎【Top Classical Albums Sales】トップ10
1位『20th Anniversary テイルズ オブ オーケストラ コンサートアルバム』東京フィルハーモニー交響楽団
2位『0歳からの育脳クラシック』
3位『ラヴェル:歌劇《こどもと魔法》』小澤征爾
4位『名器の響き ヴァイオリンの歴史的名器』ピエール・アモイヤル
5位『アンナ・ネトレプコ・ベスト』アンナ・ネトレプコ
6位『J.S.バッハ:ヨハネ受難曲 BWV245』カール・リヒター
7位『J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番・第4番』カール・リヒター
8位『J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ』カール・リヒター
9位『OPERATIC FANTASY~The 15th Anniversary Best Selection~』鈴木慶江
10位『ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 WAB.107(ハース版)』朝比奈隆,大阪フィルハーモニー交響楽団
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