2016/03/22
ドレイクをフィーチャーしたリアーナの「ワーク」が米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”(4月2日付)で5週目の首位を獲得した。一方、アリアナ・グランデがリリースの迫る3rdアルバムのタイトル・トラック「Dangerous Woman」で10位に初登場。さらにジャスティン・ビーバーは「ソーリー」でトップ10入り最長記録に並んだ。
ニールセン・ミュージックによれば、3月17日締め週における「ワーク」のストリーミング再生数は全米で3,400万回を記録。“Streaming Songs”チャートでも5週目の首位をマークしている。
リアーナは「ワーク」が収録されるアルバム『アンチ』でも、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で2週目にして3位から1位に浮上。両チャート首位を制覇している。
「ワーク」に続くのはジャスティン・ビーバーの「ラヴ・ユアセルフ」で、2位をキープ。3位はルーカス・グラハムの「セブン・イヤーズ」で、新たな自己最高位をマークした。昨年末に初めて世界的にヒットし始めたデンマーク出身の同ポップ・バンドによるこの曲は、現在全米のトップ・セールス曲となっており、例えば“Digital Songs”チャートでは2週目の首位をマークしている。
一方、「セブン・イヤーズ」が上昇したことによって2曲がトップ5圏内でランクダウン。トゥエンティ・ワン・パイロッツの「ストレスド・アウト」が3位から4位へ、フロー・ライダーの「マイ・ハウス」が4位から5位へとそれぞれダウンしている。
6週間前に“Hot 100”初登場1位を果たしたゼインの「ピロウトーク」は変わらず6位をキープ。ソロデビュー・アルバム『マインド・オブ・マイン』は3月25日に到着予定だ。
続く7位はG-EazyとBebe Rexhaの「Me, Myself & I」で、同チャート最高位に上昇。同曲は米ビルボード“Hot Rap Songs”チャートでも7週目の1位に立っている。
そして、ビーバーは「ソーリー」が8位に留まったことにより、同チャート初登場以来21週連続でトップ10入りする最長記録に並ぶこととなった(「ソーリー」は2015年11月14日付チャートで2位に初登場し、未だトップ10内をキープ)。注目すべきは、ビーバーは既に同記録を保持していたことだ。
◎“Hot 100”トップ10を21週保持した曲
「ソーリー」 ジャスティン・ビーバー (2015-16)
「ホワット・ドゥ・ユー・ミーン?」 ジャスティン・ビーバー (2015-16)
「シュガー」 マルーン5 (2015)
「スターシップ」 ニッキー・ミナージュ (2012)
また、一方の「ラヴ・ユアセルフ」は18週目のトップ10圏内を迎えている。「ラヴ~」、「ソーリー」、「~ミーン」と、ビーバーの最初の“Hot 100”No.1ヒット3曲は、これらが収録されているアルバム『パーパス』の成功を裏付けている。『パーパス』は米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で18週目のトップ5入りをマーク。同アルバムからのニュー・シングル「カンパニー」は、89位から77位へとアップしている。
続く9位はDNCEのデビュー・ヒット曲「Cake by the Ocean」で、最高位をキープしている。
トップ10を締めくくるのは、アリアナ・グランデの「Dangerous Woman」だ。同曲はグランデにとって7度目の“Hot 100”トップ10入り(初登場トップ10入りは5度目)曲で、5月20日リリース予定の3枚目のフル・スタジオ・アルバムからのリード・シングルおよびタイトル・トラックだ。なお、デビューから3枚のアルバムそれぞれのリード・シングルが初登場トップ10入りするのは、同チャート57年の歴史上、グランデが初となった。
なお、トップ10圏外では、メーガン・トレイナーの「No」が2週目にして11位から12位へランクダウン。タイ・ダラー・サインをフィーチャーしたフィフス・ハーモニーの「ワーク・フロム・ホーム」は16位から13位へ浮上。そしてザラ・ラーソンとMNEKの「ネヴァー・フォーゲット・ユー」が22位から19位に浮上しトップ20入りを果たしている。
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