2016/03/18
「第10回アジア・フィルム・アワード」のセレモニーが3月17日にマカオで開催され、浅野忠信が最優秀助演男優賞を受賞、樹木希林がアジアの映画界において芸術、文化、商業的に永年にわたり多大なる業績と顕著な実績を残す、極めて優れた映画人を称える「特別功労賞」を受賞した。
浅野忠信(『岸辺の旅』)は女優チャオ・タオよりトロフィーを渡され、英語で「この会場にいらっしゃる(アジア各国・地域の)素晴らしい映画人の皆さんと仕事をしたい! その準備はできています!」と熱烈にPR。国際的な仕事への強い意欲を見せた。
黒地に深紅模様の着物姿でステージに登壇した樹木は、数々の作品を共にする是枝裕和監督よりトロフィーを渡され、「今夜の授賞式を素晴らしいものにするために、沢山の人たちが駆けずり回り、心を砕いていました。私がいただいた功労賞はそっくりそのままその方たちに差し上げます。ですが、トロフィーは1個しかないので持って帰ります(笑)」と笑顔でスピーチし、会場から大きな拍手が沸き起こった。
ホウ・シャオシェン監督の『黒衣の刺客』が最優秀作品賞他8部門を受賞した他、主演男優賞は現在公開中の 『インサイダーズ/内部者たち』よりイ・ビョンホンが受賞。10回の節目を迎えるセレモニーにはアジア各国・地域から多くのスターが集まり、盛況のうちに終了した。
◎浅野忠信 コメント全文
英語にて「本当にありがとうございます。このような素晴らしい賞を頂けて本当に嬉しいです。そして今夜、一つだけ皆さんにお伝えしたいことがあります。私は本当に皆さんと仕事をしたいです。この会場にいらっしゃる、素晴らしい俳優さんたち、女優さんたち、監督たち、そして素晴らしい功績のスタッフの方々と、皆さんと本当に仕事がしたい。私には皆さんと働く準備ができています。でも撮影現場には日本食を必ず用意してくださいね。本当にありがとうございました。」
◎樹木希林 コメント全文
「今日の夜、雨が降らないで本当に、良かった。今夜の授賞式を成功させようと沢山の人たちが駆けずり回り、心を砕いていました、今でもいっぱい。私が頂いた功労賞はそっくりそのままその方たちに差し上げます。トロフィーが一つしかないので、持って帰ります。ありがとう。」
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