2016/03/05
名古屋・栄を拠点に活動するSKE48。3月4日 日本ガイシホールにて【みんな、泣くんじゃねえぞ。宮澤佐江卒業コンサート in 日本ガイシホール】を開催した。
同公演は宮澤佐江本人がスタッフと相談して練り上げたセットリストを披露。overture が流れ終わると、ステージに宮澤佐江がひとり現れ、彼女のオリジナルユニット曲「奇跡は間に合わない」のソロ歌唱がスタートし、そこへ他メンバーも登場してパフォーマンス。宮澤は投げた帽子を見事キャッチし、卒業コンサートに相応しい晴れやかなオープニングを飾った。
「ごめんね、SUMMER」「バンザイVenus」など、これまでのSKE48ヒット曲を次々と披露し、コンサート中盤に入ると、いよいよ宮澤佐江パートに。DiVAの「Lost the way」や公演楽曲「君はペガサス」、Chocolove from AKB48の「明日は明日の君が生まれる」をSKE48メンバーと一緒に歌い、続く公演ユニット曲「狼とプライド」ではオオカミのコスチュームで登場。宮澤のことを憧れ慕う北川綾巴が赤ずきんちゃんに扮し、ふたりでキュートにパフォーマンスした。また、松井珠理奈とは「TWO ROSES」をクールに歌い上げ、続く「掌」では、宮澤が子供の頃から勉強したかったという手話を披露。宮澤のボーイッシュな一面と女性らしく可愛いらしい一面でファンを魅了した。
アンコールでは、宮澤のイメージカラーである黄色とブルー2色のスティクライトで会場が照らされ、それを見た宮澤の目から涙が流れた。「アイシテラブル!」「1!2!3!4! ヨロシク!」を全力で歌い終わると、宮澤がAKB48に入ってからこれまでの10年間の軌跡映像が映し出され、会場は一転してお別れのムードに。3月30日リリースのSKE48最新シングル『チキンLINE』に収録されている宮澤の卒業楽曲「旅の途中」を珠理奈、大矢真那、高柳明音、須田亜香里、柴田阿弥らと初披露。卒業セレモニーでは、ファン、スタッフ、家族それぞれに感謝の気持ちを伝えていく。そしてメンバーへの感謝の気持ちと「見てくれている人は必ずどこかにいる」というメッセージを残して卒業スピーチを終えた。
ラストは本人が大好きな曲だという「約束よ」を全員で歌唱。スクリーンには宮澤の手書きの歌詩が流れた。花道に並ぶメンバーひとりひとりに宮澤は声をかけ、抱き合いながらお別れの挨拶をすると、メンバーは涙で顔を歪ませながら別れを惜しんだ。最後にメンバーから「佐江ちゃん、SKE48に来てくれて本当にありがとう」と声をかけると、宮澤は大粒の涙を流し、それでも宮澤らしい持ち前の元気な笑顔で「SKE48のみんな愛してます。ファンのみなさん大好き。ありがとう」と言葉を掛け、ステージを後にした。
また、残されたメンバーを代表して珠理奈が、宮澤の卒業や今のSKE48の状況について、不安な胸の内を語る場面も。「佐江ちゃんにはいろんなことを教えてもらい、SKE48に兼任してくれて本当にいい方向にSKE48が変わっていったと感じているので、正直これから不安だなという気持ちがあります。佐江ちゃんだけじゃなく、SKE48はいろんなメンバーが卒業していったので、その現実を受け止めなきゃなって思います。今、すごくSKE48はピンチかな、と思っています。だから、私たちに出来ることはこれからもみんなで一生懸命に力を合わせて頑張って行くことしか出来ないと思いますし、これからは何があっても崩れることのないSKE48を創って行きたいと思いますので、みなさん、これからも私たちに力を貸して下さい。よろしくお願いします。」と挨拶し、会場から拍手が起こると、矢方美紀がスタッフに紙を渡され、メンバー卒業に伴う新リーダー・新副リーダーのサプライズ発表が行われた。
チームSリーダーに矢方美紀が、副リーダーには松本慈子が任命され、チームKIIは引き続きリーダー大場美奈と副リーダー内山命が。チームEリーダーは須田亜香里が継続任命され、副リーダーには福士奈央が任命された。さらに新キャプテンの発表が行われ、斉藤真木子が新たに任命。最後の「仲間の歌」ではメンバーが会場に出て行き、ファンとメンバーとの大団円で幕を閉じた。
なお、今後の宮澤佐江の活動は、3月31日にSKE48劇場で卒業公演を。4月1日にはAKB48劇場で2期生10周年記念旧チーム特別公演を行う予定だ。
(C)AKS
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