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2016/02/26

日頃使わない楽器でアーロとスポットの絆を表現、映画『アーロと少年』の音楽づくりに込めた想いとは?

 作曲マイケル・ダナが、音楽を担当した映画『アーロと少年』の曲作りについて明かした。 

 マイケル・ダナは、弟のジェフ・ダナとともに『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した277日』の音楽を担当し、同作でアカデミー賞作曲賞を受賞。同作の音楽に感銘を受けたピーター・ソーン監督が、熱烈オファーし、今回のタッグが実現した。ソーン監督は「マイケルとジェフはある場面では優しくて希望に満ちたテーマを奏で、次の場面では力強くてパワフルな音楽を作り出すことができるアーティストなんだ」と大絶賛。弱虫な恐竜アーロが、勇敢な少年スポットと出会い、一緒に冒険をする様子を「アーロが家族と離れ離れになり不安な気持ちから、徐々にスポットとの友情を知るうちにアーロは自信を持って行く。最初の怖い場面ではダークな音楽にし、最後の感動的な場面ではフル・オーケストラで喜びを表現したんだ」と語った。

 また、今回は従来とは違うやり方で曲作りに臨んでいる。エモーショナルで印象的なメロディーなテーマ曲を希望されたマイケルは、録音時にオモチャのピアノやチューニングの狂ったピアノを、あえて使用した。「アップライト・ピアノには素敵な我が家のような居心地のよさがあり、美しく温かく愛に溢れたアーロの家を思い起こさせる心に響く音楽になったよ」と述べ、感動的な音楽の秘密を明かした。

◎公開情報『アーロと少年』
3月12日(土)全国ロードショー
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
(C) 2016 Disney/Pixar.All Rights Reserved.

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