2016/02/12
元KISSのギタリスト、エース・フレーリーが、自身のキャリアにおいて初となるカヴァー・アルバム『オリジンズ VOL.1』を4月15日にリリースする。
2014年に、“ロックの殿堂”入りを果たした世界的ロック・バンドKISS。その受賞式典にファミリーの一員として出席し、受賞を果たした元KISSのギタリスト、エース・フレーリー。
『オリジンズVOL.1』と題された今作には、様々な有名ミュージシャンをゲストに迎えてレコーディングされたロック史に残る名曲のカヴァーを収録。中でも注目は、英国ロック・バンド、フリーが1970年に発表した代表曲「ファイアー・アンド・ウォーター」へのKISSポール・スタンレーの参加。エースとポールのコラボレーションは、1998年のKISS再結成アルバム『サイコ・サーカス』以来、実に18年振りとなっている。また、シン・リジィの「エメラルド」では、黄金期のメンバーの再結集に全世界のロック・ファンが注目しているガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュが、リード・ギターを弾いている。
KISSの楽曲も3曲カヴァーされており、そのうち2曲はKISS時代にエースが作曲と作詞を担当した「パラサイト」と「コールド・ジン」。ともにスタジオ音源では、ジーン・シモンズがヴォーカルを担当していたが、本作ではエースが歌うヴァージョンが聴ける。残り1曲の「ロック・アンド・ロール・ヘル」は、『クリーチャーズ・オブ・ザ・ナイト~暗黒の神話』に収録されているが、このアルバムの制作、発売当時エースはKISSを事実上脱退しており、作曲にもレコーディングにも関わっていないため、セルフ・カヴァーではなく、純然たる“KISSのカヴァー”となっている。
他にも、先述の「パラサイト」とジミ・ヘンドリックスの「スパニッシュ・キャッスル・マジック」には、かつてマリリン・マンソンのバンドなどで活躍し、現在はロブ・ゾンビのバンドに在籍するジョン5が参加。映画『メジャーリーグ』シリーズに起用された「恋はワイルド・シング」では、元ザ・ランナウェイズのリタ・フォードがヴォーカルをとっており、パール・ジャムのマイク・マクレディは、「コールド・ジン」に参加している。
◎『オリジンズ VOL.1』トラックリスト
01. White Room / ホワイト・ルーム(CREAM)
02. Street Fighting Man / ストリート・ファイティング・マン(THE ROLLING STONES)
03. Spanish Castle Magic / スパニッシュ・キャッスル・マジック(JIMI HENDRIX)※ジョン5参加
04. Fire And Water / ファイアー・アンド・ウォーター(FREE)※ポール・スタンレー参加
05. Emerald / エメラルド(THIN LIZZY)※スラッシュ参加
06. Bring It On Home / ブリング・イット・オン・ホーム(LED ZEPPELIN)
07. Wild Thing / 恋はワイルド・シング(THE WILD ONES)※リタ・フォード参加
08. Parasite / パラサイト(KISS)※ジョン5参加
09. Magic Carpet Ride / マジック・カーペット・ライド(STEPPENWOLF)
10. Cold Gin / コールド・ジン(KISS)※マイク・マクレディ参加
11. Till The End Of The Day / エンド・オブ・ザ・デイ (THE KINKS)
12. Rock And Roll Hell / ロック・アンド・ロール・ヘル(KISS)
(カッコ内はオリジナルのアーティスト)
◎リリース情報
『オリジンズ VOL.1』
エース・フレーリー
2016/4/15 RELEASE
2,500円(plus tax)
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