2016/02/01
アデルの『25』が米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で10週目にして2位から浮上し、2週間ぶりに首位に返り咲いた。ニールセン・ミュージックの調査によると、1月28日締めの週間売り上げは11万6,000枚相当(21%ダウン)を記録している。
“Billboard 200”では従来のアルバム・セールスをはじめ、収録各曲の売り上げをアルバムの売り上げとして換算するtrack equivalent albums(TEA)や、同じくストリーミングを換算するstreaming equivalent albums(SEA)などの多元的消費をもとに人気のアルバムを週間でランキング化。2016年2月13日付の最新チャートにて、アデルが再び首位に浮上した。
『25』は最新週で9万7,000枚の純粋なアルバム・セールス(20%ダウン)を積み上げており、これで全米における累積売り上げは794万枚に到達。次週には800万枚に届く勢いだ。
なお、2位には8万7,000枚を売り上げたジャスティン・ビーバーの『パーパス』が3位から浮上。11週間前に同チャートへ初登場して以来、いまだトップ3を維持している。
続いてはメガデスの『ディストピア』が4万9,000枚(うち4万8,000枚が純粋なアルバム・セールス)を売り上げ、同週の最高位初登場作品として3位にチャートイン。バンドにとっては、1992年8月1日付のチャートで最高位となる2位に初登場した『破滅へのカウントダウン(Countdown to Extinction)』に続く高ランク発進となった。また、5万4,000枚セールスで8位だった2007年の『ユナイテッド・アボミネイションズ』に次ぐベスト週間セールスにもなっている。
この他、4位には4万2,000枚(6%ダウン)でトゥエンティ・ワン・パイロッツの『ブラーリーフェイス』が5位から浮上、パニック!アット・ザ・ディスコの『ある独身男の死』が3万9,000枚(79%ダウン)で1位から5位へダウン、6位は3万5,000枚(61%ダウン)でデヴィッド・ボウイの『★(Blackstar)』、7位はクリス・ステープルトン(Chris Stapleton)の『Traveller』で3万4,000枚(16%ダウン)、8位はザ・ウィークエンドの『ビューティー・ビハインド・ザ・マッドネス』で3万2,000枚(6%ダウン)となった。
また、2016年の『Grammy Nominees』コンピレーションが3万1,000枚(全て純粋なアルバム・セールス)で9位に初登場している。昨年2015年の同コンピは4万5,000枚セールスで12位発進し、【グラミー賞】授賞式の放送後には6万5,000枚で最高位となる9位をマークした。
トップ10を締めくくるのは先週に続いてブライソン・ティラー(Bryson Tiller)の『Trapsoul』で、3万1,000枚(1%ダウン)という結果になっている。
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