2016/01/05
アデルの『25』が2015年12月31日締めの週間セールスでさらに36万3,000枚相当を売り上げ、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”にて6週連続No.1を獲得した(ニールセン・ミュージック調べ)。純粋なアルバム・セールスはこのうち30万7,000枚だ。
11月20日にリリースされた『25』は、同週までに全米で744万枚を売り上げたことになる。これは2015年で最も売れたアルバムとなっただけでなく、アッシャーの『コンフェッションズ』が798万枚セールスを記録した2004年以来、最大の年間セールスを叩きだしているのだ。
また、『25』はスーザン・ボイルの『夢やぶれて(I Dreamed a Dream)』(2009年12月12日から2010年1月16日の週まで)以来初めて、リリース初週から立て続けに6週連続1位を達成した作品でもあるほか、『アナと雪の女王』サウンドトラックが2014年前半(3月29日付けから5月17日付け)に8週連続1位をマークして以来、初めて5週を上まわる連続No.1をマークしている作品でもある。ちなみに、『アナと雪の女王』サウンドトラックは合計で非連続13週にわたりNo.1を獲得した。
しかし、『25』の快挙はこれだけではない。リリースから6週連続で週間セールス30万枚越えを記録しており、これは2001年以来初となる。同記録を達成した直近のアルバムはクリードの『ウェザード』で、2001年11月20日のリリースから6週にわたり毎週30万枚以上を売り上げた。
なお、多くのアーティストやレコードレーベルがクリスマスにあわせて新譜をリリースしない傾向にあるため、12月31日締めの“Billboard 200”チャートのニューエントリー作品は依然少ない。そんななか、最高位で初登場したのは50位にチャートインしたキッド・インクの『Summer in the Winter』だ。12月25日にリリースされた同作は、自身5作目のチャートイン・アルバムとなった。
トップ10に話を戻すと、アデルに続くのはジャスティン・ビーバーの『パーパス』で、変わらず2位(21万7,000枚)の座をキープ。続く3位は以前No.1を獲得したトゥエンティ・ワン・パイロッツによる『ブラーリーフェイス』で、11位からの浮上(7万9,000枚)だ。同週に行われていたiTunesでのセール販売と、ラジオ・エアプレイやダウンロード・セールスを伸ばしたシングル「Stressed Out」の影響もあるだろう。
続いて、4位は6位から浮上(7万5,000枚)したワン・ダイレクションの『メイド・イン・ザ・A.M.』、5位は7万枚を売り上げ21位からトップ10圏内に返り咲いたフェティ・ワップによるセルフタイトル・アルバム。ザ・ウィークエンドの『ビューティー・ビハインド・ザ・マッドネス』は6万9,000枚で9位から6位へ、セレーナ・ゴメスの『リバイバル』も5万7,000枚を売り上げ15位から7位へ上昇した。
8位はクリス・ブラウンの『ロイヤルティ』で、2週目にして3位からのダウン(5万5,000枚)。9位はテイラー・スウィフトの『1989』(5万4,000枚)、そして最新チャート・トップ10を締めくくるのは、33位から大きく浮上した(5万3,000枚)ブライソン・ティラーの『トラップソウル』となっている。
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